2004年07月26日
フィデリティ証券が大盤振る舞いのキャンペーン
「あるじゃん」を買ってみたら、表紙の裏にフィデリティ証券の大きな広告。読んでみると、投資信託の積み立てを申し込んだら、最大5000円の商品券がもらえるそう。これは大盤振る舞いなキャンペーンじゃないだろうかと思いました。
フィデリティは世界的にも有名な投資信託の会社。長期投資にこだわっていて、それから株式銘柄の選別にもこだわっていると聞いています。それだけでなく、僕がユニークだなと思うのは、ここには銀行口座から毎月自動引き落としで投資信託を購入するという「ステップ・BUY・ステップ」という方式があることです。
普通、投資信託を購入するには(もしくは口数を増やすには)、そのつど証券会社に電話をしたり、オンラインで購入申し込みをしなければなりません。それが、この「ステップ・BUY・ステップ」では一度申し込んでおくと毎月自動的に銀行から決まった金額が引き落とされて、少しずつ投資信託が購入できるのです。
こうすると、自動的に「ドルコスト平均法」で投資信託が買えますし、銀行から証券会社にお金を振り込むときの振り込み手数料がいらなくなります。なかなかいい仕組みです。同社では、この方式で購入した場合には販売手数料も無料にしているようです。
そういえば、自動引き落としで投資信託が買える仕組みは、カブ・ドットコムでも「ファンド星人」という名前で行っています。
今回のフィデリティ証券のキャンペーンは、この「ステップ・BUY・ステップ」の引き落とし金額の10%を商品券でプレゼントしてくれる、というもの。ということは、毎月5万円の引き落としを申し込めば、5000円の商品券がもらえるということになります。1つの投資信託ごとに適用されるそうなので、5万円の引き落としを2本の投資信託で申し込めば、1万円ということらしいです(毎月それだけの余裕資金があれば、ですが)。僕が知る限り、この金額は、証券会社のキャンペーンの中でも大盤振る舞いなほうではないか、と思います。
投資信託の運用会社としては、毎月どれくらいの資金流入があるのか前もって予測できれば、それだけ効率のいい運用ができると思いますので、こうした積み立て方式をとるのは、受益者にとっても運用者にとってもいいことですね。投資信託に徹して最適化していく同社の姿勢にはとても好感が持てます。
僕も、フィデリティ証券には口座を持っています。持っていますが、1本も投資信託を買ってません。数年前に口座だけ作ったのです。ちょうど今、投資信託を新しく購入しようと探しているところですし、このキャンペーンをきっかけにフィデリティの投資信託も有力な候補として選択肢に入れておくことにしましょう。
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