2004年07月18日
投資信託の人気をなんとかしたい
このブログを始めたこともあって、本屋に入ると投資信託の本を探したり、マネー関係の雑誌を手にとって投資信託関係の記事がないか目次をチェックしてみたりするのですが、いまや株のほうが大人気で、投資信託の情報は一時期に比べて本当に少なくなっていますね。
以前は会社四季報みたいに投資信託の情報を集めた季刊の書籍が2種類もあったし、投資信託の専門雑誌も3つくらいあったのですが、どれもなくなってしまったようです。
株の楽しさ、というのは分かりやすいですよね。なんというか、値動きや銘柄選びなどの株の楽しさは、ネットオークションの楽しさに近い感じがします。雑誌の記事でも「これから値上がりする株!」とか「この株で一攫千金!」とか「IPO銘柄をねらえ!」とか、見出しに!が付く景気のいいタイトルが並びます。
一方で投資信託は値動きは派手ではないし、手数料も株より高いものが多いし、長期投資向けなのですぐに結果がでない。あんまり雑誌向きではないのかもしれません。でも、実は投資信託は株式よりもバラエティに飛んでいるし、為替や海外の経済動向も取り入れた視野を持つことができるし、株にはない楽しさがあると思うんですけどねえ。いやいや、楽しさだけではなくて、金融商品の本来の目的である「資産の形成」という意味でも、じっくり考えられる投資信託の方が、普通の人にはずっと向いているように思うんです。
いま年金不安が話題になっていますが、年金と言えば投資信託による運用ですから、いずれ年金問題をきっかけにして投資信託に再び注目が集まるといいなあと思っています。日本版401Kもじわじわ始まっているらしいですし。
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