2004年09月16日

昔、エンロンという会社が破産して

もう2年くらい前の話。米国で急成長していた(といわれてた)エンロンという会社が破綻しました。しかも社内で会計上の大きな不正が発見されて大ニュースになり、さらにその不正を見逃していたとしてアーサーアンダーセンという巨大な会計事務所が消滅しました。そして、その火の粉は遠く海を越えて僕のところにまでやってきていました。

なぜこんなことを思い出したのかというと、今回、国債を買うために解約しようと思っている大和證券の「アタックスリー」が、まさにそのエンロンの火の粉をかぶった投資信託だったからです。

アタックスリーというのは3カ月満期の投資信託で、債権を中心に運用する非常に手堅い金融商品でした。ほっておけば3カ月ごとに自動で更新されます。銀行の3カ月定期みたいなもので、僕は本当に定期預金代わりに使っていました。定期預金と違うのは、投資信託なので元金も利率も保証されていない代わりに、平均的にちょっぴり預金よりも利率が高いところと、泣いても笑っても期の途中では解約できないところ。

で、そのアタックスリーはエンロンの社債を保有していたばっかりに、エンロンの破綻と同時に、アタックスリーの運用の歴史上はじめて元本割れをしました。そして、「元本割れしたら追加募集はしない」という信託約款に従い、アタック3の追加募集は中止されました。事実上の終了です。

ただ、追加募集をしないだけで運用は続いていたので、僕はそのままアタックスリーを保有していました。でも、追加募集しない投資信託にずっとお金を預けておくのも前向きな運用ではないと思うので、今回の国債を買うときにまっさきに解約することにしたのです。

ふつう、海の向こうの経済ニュースなんて自分には直接関係ないことですが、投資信託をやっていると、こんな風に世界の動きが自分のサイフに直結してくるわけです。こういう「世界とつながってる感」があるので投資信託は楽しいんですよね。ま、この件では損したわけですが。

追伸:アタックスリーの名誉のために付け加えておくと、エンロンの件も含めた僕のアタックスリー約6年のトータルの運用益は、約5%と悪くないものでした。

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