2004年09月29日

シティバンクの違反はこんなにひどかったのか

今週のアエラに、金融庁に処分されるシティバンクが一体どんな違反をしていたのかが詳しく掲載されていました。それを読むだけでも「違反の内容はこんなにひどかったのか」と驚かされますが、それ以上に在日代表のインタビューの内容は、同行の無責任体制をあぶりだしています。今回の処分に誠意をもって対応していることを疑わせます。

アエラの記事に紹介されていた違反事例をざっと並べてみます。以下の違反はすべてプライベートバンキング部門で発生したものです。

・元本が消えるほどリスクの高い外貨の投機的商品を、お年寄りなどに十分な説明なく売りさばいた
・匿名口座と知りながら大口顧客の口座開設
・暴力団関係のマネーロンダリングの手助け
・株価操作のための資金提供
・融資と債権の違法な抱き合わせ販売
・銀行法に触れる美術品や不動産の販売

記事にある「なめられていた、ということです。日本の金融当局が」という金融庁の職員の言葉に、強く同意しますね。僕も信頼してお金を預けていた金融機関の裏で、こんな犯罪を行っていたのかと思うと怒りを覚えます。

さらに怒りを覚えたのが、在日代表のインタビューです。違法収益をあげた額は「公表できない」の一点張り。なぜ法令遵守のルールが機能しなかったかについては「それをいま調べている(略)あなたは日本の銀行のプライベートバンキング部門で、法令遵守が機能していると思うか」と開き直り。しかもマネーロンダリングにたずさわった担当者はすでに退職していて、同行とはもう関係ないという。これでは事実の調査も責任の追及もできないし、する気がないと言っているのと同じです。

もしこの記事が事実なら、シティバンクは本当に組織を立て直し、違反を再発させないための手を打っているようには思えません。

この記事を書いた山田厚史氏の記事を僕はいつも信頼して読んでいますので、この記事も信頼します。金融庁には、10月22日に提出されるという改善計画をしっかりと精査して、厳しい対応をとってもらいたいと思います。

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