2004年09月11日
同じテーマの投資信託でも、コストはずいぶん違う
テレコミュニケーション業界に投資するというテーマを持ったフィデリティとモルガンスタンレーの2つの投資信託、比べてみると直近のパフォーマンスにはずいぶん違いがありました。ではコストはどうでしょう?
比較するのは、次の2つの投資信託。
「MSCIテレコミュニケーションポートフォリオ」
「FWFテレコミュニケーションファンド」
MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオは成績不振で販売中止になっています(なので同じ分野のフィデリティの投資信託を検討しているわけです)。
さて、直近のパフォーマンスはFWFテレコミュニケーションファンドの投資信託のほうがよかったことが分かりました。でも、今回の投資信託選びの条件は、
・販売手数料が安い
・信託報酬が安い
・モーニングスターの評価が高い
の3つです。これらを比較してみましょう。
まず、販売手数料ですが、MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオは1.575%。FWFテレコミュニケーションファンドは購入方法によって変化します。自動的に毎月積み立てとなる「ステップ・BUY・ステップ」で毎月5万円未満ずつ買うとすれば、1.05%、毎月5万円以上なら0.525%。いずれにせよフィデリティのほうがずいぶん安いようです。
次に信託報酬。MSCIテレコミュニケーションテレコミュニケーション・ポートフォリオは0.9975%。これは、この投資信託がテレコミュニケーション業界のインデックスファンドとして運用されているからですね。銘柄選びを熱心に行うアクティブ型の投資信託よりインデックス型のほうが一般的に安くなります。
FWFテレコミュニケーションファンドの信託報酬は、ちょっと分かりにくいです。Webサイトにこう書いてあります。
報酬および費用の負担はありません。ただし、ファンドが投資するマスター・ファンドでは、管理報酬として、投資運用報酬(純資産価額に対して年率1.50%)以外に保管報酬、登録・名義書換・管理事務および所在地事務代行報酬、その他費用等を負担します。
最低1.5%かかることは分かりました。詳しくは電話かメールでフィデリティに聞いてみることにしましょう。ここでは仮に1.6%くらで考えておきましょう。この値は、MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオと比較すると高いといえます。ただ、一般の投資信託の中では標準的といえるかもしれません。
いずれにせよ、フィデリティはもう少しホームページに分かりやすく書いてほしいものです。
最後に、それぞれの投資信託のモーニングスターでの評価を見てみます。
MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオは、★1つ。うーむ最悪の評価です。僕はこんな評価の投資信託を保有していたなんて...情けないっす。
一方のFWFテレコミュニケーションファンドですが、この投資信託は日本のモーニングスターには登録されていないようです。ですので評価なし。というのも寂しいので、米モーニングスターでテレコミュニケーション系の投資信託を探したところ、「Select Telecommunications Portfolio」というのがありました。日米でそれほど違った運用をするとは思えないので、似たようなものだと考えたとして、こちらは★3つでした。
まとめると、FWFテレコミュニケーションファンドはMSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオよりも信託報酬がやや高めではありますが、MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオから乗り換えるのに大きな問題はなさそうです。
両投資信託のいちばんの違いは、インデックス型vsアクティブ型ということなのですが、モーニングスターの評価はFWFテレコミュニケーションファンドに軍配を(いまのところは)上げているようですし、僕自身もあまり気にしていません。
あとは、テレコミュニケーション分野に投資し続けるかどうか、という自分の決断なわけですが、実は僕としてはここに一番迷っていて、なかなか乗り換えを決断できないところなのです。
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投資信託を趣味にしているビジネスマン、イーノ・ジュンイチです。いつもご愛読ありがとうございます!



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