2004年10月15日

シティバンクと新生銀行はどっちが便利?(2)

シティバンクと新生銀行は、提携銀行ATMからの引き出し手数料が無料、という似たようなサービスを提供していますが、両方の銀行のキャッシュカードを実際に使ってみると、その使い勝手には明らかに違いがあります。その違いについて、前回のエントリではATMの利用時間帯の違いを紹介しました。

新生銀行の最大の魅力は、なんといってもセブンイレブンのATMが24時間無料で利用できる、という点でしょう。シティバンクの自行ATMが24時間利用可能といっても、セブンイレブンのような全国津々浦々にあるわけではありません。

とはいえ、セブンイレブンと都市銀行のATMを比べると、都市銀行のATMのほうが数が多くてあちこちにあるので、平日の夜9時までなら、都市銀行など提携ATMの利用時間が長いシティバンクの方が便利です。昼間便利なシティバンクと、24時間セブンイレブンが利用できる新生銀行という図式は、どちらも決定打に欠けます。新生銀行が、提携銀行ATMでも平日は夜9時まで、祝日も利用可能、となれば文句なしに軍配があがるんですけども。そのへんどうなんでしょう>新生銀行

ここまではATMからのお金の引き出しについてでしたが、お金の振り込みに関しても比べてみましょう。

・新生銀行は、他行への振り込みが月に5回まで無料
・新生銀行は、事前に登録していない相手でも、インターネットから都度振り込みができる
・シティバンクは、口座残高が2000万円以下の顧客の振り込みは有料
・シティバンクは、インターネット経由の振り込みは郵送による事前登録が必要

ということで、振り込み元としての使い勝手は新生銀行のほうが圧勝です。ただし、インターネットから都度振り込みが可能というのは、セキュリティ上は非常に不安です。新生銀行の口座には、大きなお金を残しておくべきではないでしょう。

総合的に見ると、お財布としての使い勝手は新生銀行のほうが勝っているといえます。僕は結局、両銀行のキャッシュカードを両方持ち歩いています。そして、給料の振り込み口座はシティバンクのままで、毎月少額を新生銀行に移動して、主に新生銀行の口座からお金を引き出して使う、という風にしています。結局、どちらかの銀行に絞る、ということはできなかったのです。

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F.シティバンク vs 新生銀行

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