2004年10月 5日

テレコミュニケーション業界は「スカイプ」で滅ぼされるか

いま保有している投資信託の中に、テレコミュニケーション業界にフォーカスした商品「MSCIテレコミュニケーション・ポートフォリオ」があります。ただ、現在の基準価格は低迷していて資産規模も縮小してきた結果、現在では追加募集が中止になっています。そこで、何か別の投資信託に乗り換えようかと考えています。

乗り換え先の投資信託を選ぶ際に、引き続きテレコミュニケーション業界へ投資したほうがいいかどうか、というのが1つのポイントです。もしもテレコミュニケーション業界へ引き続き投資するのであれば、フィデリティに「FWFテレコミュニケーションファンド」があります。過去のエントリでこの2つの投資信託の比較をしています。

同じテーマの投資信託でも、パフォーマンスはずいぶん違う
同じテーマの投資信託でも、コストはずいぶん違う

しかし、テレコミュニケーション業界の投資信託を買うのはやめようと思います。というのも、スカイプ・テクノロジー社の「Skype(スカイプ)」というソフトウェアの登場を知ったからです。このソフトウェアの登場は、テレコミュニケーション業界を一変してしまうかもしれません。

スカイプというのは、パソコンで動作するIP電話用のソフトウェアで、インターネット経由のピア・ツー・ピア方式で通話を実現しているのが特徴。ピア・ツー・ピア方式では、特別なサーバや電話交換機のような設備は全く不要で、インターネットさえあれば動作します。

スカイプは無料で配布されていて、インストールされているPCを利用してインターネット経由で通話するのであれば、通話は無料。

しかも、スカイプから通常の電話回線へつなぐこともできます。これはスカイプ社のサービスとして運営されており、日本国内の電話へも、海外への電話もどちらも可能です。国内通話は割安とはいえませんが、国際通話であればいままでの電話よりも激安です。

スカイプがもしもPCだけで動作するのであれば、使い勝手からして一般に普及するのは難しいですが、技術的には携帯電話でも動きます。PDA版はすでにあります。これにエアーエッジのようなインターネットへの常時接続を組み合わせれば、定額制で話し放題の携帯電話のできあがり。しかもスカイプ同士なら海外通話も追加料金はかかりません。

僕の知り合いでは、すでにスカイプを使って米国の友達とときどき通話を楽しんでいる人がいて、「音質も全く問題ない」とのこと。

つまりスカイプは、インターネットさえあれば巨大な資本投資は不要で世界的に通話可能な電話で、海外通話も国際通話も料金は激安、というサービスなのです。報道によると、米国や欧州ではすでに注目されているとのこと。日本でもこれから大きな話題になるはずです。そして、これが本当に広まってしまえば、世界中のテレコミュニケーション業界は大激震に襲われることでしょう。僕は、結構現実的なシナリオとしてこのことを想像しています。

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4.海外株式の投資信託

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