2004年11月18日
好みのアーティストを後押しする「ミュージックファンド」
歌手をデビューさせるのに必要なお金を、投資信託として集める「ミュージックファンド」というものがあります。お金が集まってデビューに成功し、CDの売り上げが順調なら、投資額に利益が上乗せされて返ってくる、というもの。ちょっと面白そうですね。
ミュージックファンドのホームページを読んでみると、デビューに必要なお金は150万円。それを1口7500円に分割して200口販売するようです。償還日はCD発売日から1年間。そのあいだにCDが約1500枚以上売れれば利益になると説明されています。出資者には特典として限定制作のCDが送られるようです。
リスクとして、出資金が集まらなくてデビューができないリスクや、CDが何らかの原因で発売されないリスク、そしてCDがあんまり売れないリスクがあげられています。
出資金が集まらない場合は、それまでに集めたお金が速やかに返却されるようなので(手数料は除く)、この場合はまあいいでしょう。CDが発売されない場合は、おそらくお金はほとんど戻ってこないでしょうから、これはワーストスシナリオでしょうね。
CDが売れないリスク。これがいちばんありそうですが、まあ好みで投資したアーティストですから、投資というよりもファンクラブへの入会金だと思って割り切るしかないでしょうね。ただ、1500枚以上売れればいいのであれば、それほどハードルは高くないような気がします。もちろん、これ以外にもいろんなリスク(例えばこの会社の信用とか)があるような気がしますので、基本は慎重に考えるべきだと思いますが。
ミュージックファンドのホームページでは、投資対象になっているミュージシャン2組「メトロトリップ」と「リトルハヤタ」のそれぞれの曲のさわりを聴くことができます。これを聞いて「ううーむ、きっと売れそうだ!」と思うかどうかがポイント。
僕は聴いてみましたが....「売れそうだ!」と思う感じではなかったです。残念ながら。
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