2005年03月 1日

シティバンク不祥事の元幹部が「解雇は不当」

日経ビジネスの2月7日号に、シティバンクの不祥事に関連して退社となった元幹部と、シティバンクが対立していることが報じられていました。

今回の不祥事によって、昨年6月(つまり不祥事発覚前ですね)に就任したダグラス・ピーターソン在日支店CEOが、幹部14人を退社処分にしたそうです。

しかし、退社処分になったプライベートバンキング部門責任者の北出高一郎氏が、「解雇は不当」と民事訴訟の準備をしているとのこと。

記事によると、シティバンク側は「不祥事の原因はプライベートバンキング部門に独自の報酬体型があり、利益最優先の体質ができた」ことが、不祥事を引き起こす原因になったと主張。一連の幹部を処分したことで収拾を図ろうとしているようです。

一方で、プライベートバンキング部門責任者の北出氏は、一連の不正行為があったことは認めながらも「事業部門責任者の権限で、独自の報酬体型など作れない」と、すべての責任がプライベートバンキング部門にあったというシティバンクの主張は間違っているとしています。

北出氏は「昨年8月に自主退職したにもかかわらず、10月になってシティバンクから書面で解雇通知がきた」と言っています。この解雇を不当だとして、2月にも訴訟をするとして準備をしているそうです。

もう2月もおしまいですが、訴訟が起きたという情報は伝わってきませんね。果たしてこの対立に決着はつくのでしょうか。

ちなみに北出氏はシティバンクの古参社員のようです。「私は30年にわたってシティバンクで働き、日本の事業のために力を尽くしてきた」(記事より)。

一部の報道には「最近になってシティバンクが利益至上主義になったために、その結果不祥事が起きた」という論調がありましたが、古参社員の責任でこの不祥事が起きたのだとすれば、あまり簡単には推測できないですが、もしかしたらその原因はそういった表層的なものではないのかもしれません。

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