2005年03月 8日

ドル・コスト平均法はどれだけ役に立つか?

投資信託の入門記事などでは「ドル・コスト平均法」という投資法がよく紹介されます。株価や債権の価格はいつも上下しており、時間を分散して毎月積み立てるように買った方が高値をつかむ可能性が減り、リスクの分散になる、という考え方です。

例えば、フィデリティ証券の「お金を活かすガイド-無理なく始めよう編」では、次のように紹介されています。

どうせ株価の値動きの予測なんて誰にもできないだろ? だから一定の額を月々積み立てる方法はリスクの分散になるわけだ。初心者には一番おすすめのやり方だな。

乱暴な説明ではありますが、高値づかみするリスクを減らす、という部分に異論はないですね。この会社の別のWebページでは、同じ金額ならば、最初に一括して投資信託を購入するよりも、毎月積み立てて購入したほうが、良い結果が得られると、具体的な例をあげて説明しています。

その例とは、1989年12月から10年間、TOPIXに連動した投資信託を、「毎月8万円(合計996万円)」ずつ購入した場合と、同じ投資信託を「最初に1000万円分」購入したときの比較です。

TOPIXは上下しながら、10年後の1999年12月の値は、10年前の1989年の値を下回りました。つまり、「最初に1000万円で購入したケースでは元本割れ」です。一方で、毎月8万円ずつ投資した方では、「わずかに1000万円を上回って」います。なんと下げ相場であっても利益がでているのです。

これがドル・コスト法の効果なのでしょう。大事なのは、購入価格が十分に分散するためには、ある程度長期間にわたって分散させなければいけない、という点のようです。

また、これはあまり宣伝されませんが、投資信託の運用側から見てもも、受益者がドル・コスト平均法を実践してくれると嬉しいのではないかと、僕は想像します。というのも、来月いくら資金が入ってくるかがあらかじめ予想しやすく、投資の計画が立てやすいはずなのですから。ですから、フィデリティ証券がドル・コスト法を積極的に薦めているのだと思います。

とはいえ、以前コメントをいただいたように、あるケースで有効だからといって、ドル・コスト平均法があらゆる場面で有効とは限りません。その辺は慎重に考えるべきでしょう。ドル・コスト平均法の欠点はどんなところでしょうか。引き続き考えます。(つづく)

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6.投資方法・ドルコスト平均法

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世界のREIT (2006/12/23 15:53:11)

今年の日経平均は、17500-14500の幅で大きくぶれる展開でしたが、ドルコスト平均で買っていたおかげで、567月の暴落時にも買い付けることが出来て、なかなかいい結果を残すことが出来ました。



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