2005年05月20日
ゼロクーポン債を買ってみようか
ドル建てのMMFが大和証券の口座にあるのですが、何年も放ってあるままなので、ゼロクーポン債を試しに買ってみようかと思案中です。ちょうど米国の金利も上昇したことですし。
最初にドルMMFを買ったのは、たぶんも7~8年くらいまえのような気がします。ときどき、ドルが安くなったときに買い足していますが、平均すると購入レートが1ドル108円程度なので、現在の107円前後の為替だとトントンです。
円じゃないし、しばらく使う予定もないし、このあいだグリーンスパン氏がフェデラルファンドレートというのを3%に利上げして金利も有利らしいので、米ゼロクーポン債を買ってみるいいチャンスかも、と思っています。
で、問題は償還日、つまりどれくらいの期間の債権を買うのか、です。為替の情報が豊富なのでチェックしているブログ「為替王」さんでは、ゼロクーポン債について次のようなアドバイスをされています。
避けたいのは、だいたい1年を超えるあたりから5年前後までの中期ゾーンの債券への投資。これは金利上昇局面では相対的に不利であることが過去の研究から明らかになっています。相対的に不利とは、1年未満の短期債で乗換えを継続したり、長期債を買ってずっと保有したときよりも収益が劣後することが多いという意味です。
なるほど。とすれば、金利上昇局面だとみて1年以内の短期間のものを乗り換えていくか、思い切ってどーんと10年先に償還される長期のものを買うか、です。んーむ、ここは試しに買ってみるだけなので、短期のものにしてみましょうか。
と思ったのですが、短期のゼロクーポン債は米ドルMMFと利回りがほとんんど変わりませんので、あえて買う意味がありません。ということはやはり長期のを買うべきなのでしょう。
ただ、大和証券はゼロクーポン債をネット経由では買えないので、平日の昼間に担当者に電話をしなければなりません。面倒なので、結局そのままになりそうです。
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3週間ほど前にドルのゼロ・クーポン債を少し仕込みました。残存8年、AAA格でYTMが5%でした。(為替は107円台)ゼロクーポン債は利子をYTMで期日まで複利運用しているのと同じことなので、今後金利が上昇してくると値下がり幅が大きくなりますが、期日まで持つ事も覚悟すれば為替が30%(およそJGBとの金利差3.5%x8年)を超えて円高にならない限り勝てると読んでいます。ドルのゼロ・クーポン債は個人向けの玉が少ないので、気に入った条件の玉が出てくるまでじっくり選ぶとよいかと思います。それと源泉分離課税にならないので注意する必要がありますよ。それにしても証券会社は思いきりプライスで抜いてきますね。個人向け小口商売だから仕方がないですが・・・・。
大変ご無沙汰いたしております。
国内では、ゼロクーポン債を含めて外国債券に対するニーズが高まってきているのに、国内証券会社の対応が遅れているなあと感じます。
snapeさん、コメントありがとうございます。為替王さん、こちらこそご無沙汰です。いつも読んでます。
snapeさん、個人だといったいどれくらい証券会社に価格の利ざやを取られているのか分からないんですけど、どれくらいなんですかね?
為替王さんのおっしゃるとおり、もっと買いやすくなったら、きっともっと気軽に買うようになると思います。特にゼロクーポン債って、知られていない割に、結構いい商品だと思うんですよねえ。
今までゼロクーポンって利息が先払いされてる程度の認識だったのですが
ここを読んでなんだか気になったので調べました。
複利効果のある利付債とバランスを取るために長期だとすごく割り引かれるんですね。びっくり。
それを考えると短期だと利付債との違いが少なくて利回りもほとんど同じになるのは当然ですね。
単価が安いのは魅力ですが、その分だけ大和だと口座管理料の負担が相対的に大きくなるのがネックですね。
口座管理料ゼロのとこでは扱ってないんだろうか…
あと、素人考えでは途中の利払いがないのと単価が安いことから金利変動には敏感だと思うのですが、そうだとすればもう一段利上げによって値下がりするのを待つのがいいのか、すでに利上げ観測を織り込んで割安になっているから今が買い時なのか、ってことになるんですかね?
アルビレオさん、こんにちは。再びのコメントありがとうございます。ゼロクーポン債は複利で割り引かれていますからね、安いです。米国の金利は天井は近いけれど、まだ金利上昇は続くといわれているようなので、買うタイミングは難しいですね。僕はそろそろ買い時ではないかと思ってます。
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