2005年06月14日
カブドットコム証券の使いにくいところ
ノーロードファンドの扱いが多く、毎月の自動積み立てもできるカブドットコム証券。僕も利用していてオススメではありますが、使いにくいなあと感じるところもあります。
使いにくいなあと感じるのは、投資信託の情報が入手しにくい、という点です。具体的には2つあります。
1つは、ログインしないと投資信託の目論見書などの資料が参照できない点。しかも参照するためには「らくらく電子申請」という設定をしておかなければいけないのです。ログインしなくても誰でも見られる商品一覧から得られる投資信託の情報量は少なく、あまり参考になりません。
もう1つは、運用報告書が見られない点。これはログインして探しても見つけられませんでした。ネット証券だというのに、投資信託の運用報告書がネットで見られないなんて。それとも、僕が見つけられないだけ?
証券会社によっては、目論見書も運用報告書も、ネットで自由に閲覧できるように公開しているところがあります。これらの情報を制限しておいていいことがあるとは思えませんし、電子的に公開することで、紙での資料送付が減ってコスト削減(と環境保護)にもつながるはずです。
それとも、オープンにすることのデメリットって何かあるのかな? カブドットコム証券に限らず、投資信託の情報はどんどんオープンにしてもらいたいものです。
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気になったので、カブドットコム証券に問い合わせてみました。返答がありましたので、御参考まで、関係部分を掲載します。
(以下、抜粋)~~~~~~~~~~
申し訳ございませんが、投資信託の運用報告書につきましては、弊社のWEB上でご覧頂くことはできません。
投資信託の運用報告書は、投資信託を保有されている投資家に、運用会社から交付されるものであるため、弊社の電子交付には対応しておりません。何卒ご了承くださいますようお願い致します。
なお、ほとんどの投資信託の運用報告書は、各運用会社のHPで閲覧可能と思われます。
~~~~~~~~~~(引用ここまで)
株式や信用取引の方に力が入っているのも分かりますが、せっかく投資信託の品揃えを充実させているのですから、是非とも情報を充実させていただきたいものです。
そのことが投資家の裾野を拡げるとともに運用会社への意識を高めることにもつながるのではないでしょうか。
おおおお、ほまけんさん、非常に参考になります。ありがとうございます。やはり僕の探し方が悪かったのではなくて、最初からなかったんですね。
おっしゃるとおり、カブドットコム証券には考えを改めてもらって、情報の充実に努めてもらいたいです。「運用会社から送付されるからそれでいいでしょ」というのは、ちょっと情けなさ過ぎますよね。
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