2005年07月12日

おめでとう! さわかみファンドが純総資産1000億円に

さわかみファンドの純総資産がついに1000億円を超えたそうです。

純資産が1000億円を超えると、いわゆる「メガファンド」と呼ばれることになると思います。大手証券会社のやり方とは全く異なる個性的な投資信託からメガファンドが生まれるなんて、僕もびっくりです。おめでとうございます!

7月1日付けのロイターのニュースから。

 [東京 1日 ロイター] さわかみ投信が運用する「さわかみファンド」<71311998.JPF>の純資産が6月末で1009億5900万円となり、1000億円の大台を超えた。基準価額は1万3808円で、設定来の騰落率は38.1%、年率(複利)では5.7%となった。

設定から5年10カ月での達成だそうです。下記はニュースから澤上氏の発言の抜粋。

澤上氏は、「すべて個人のお金だ。営業や販売活動は一切しない、販売会社を使うわけでもなく、全国の個人投資家が自分の意思と判断で集まってきた結果だ。預貯金や保険に眠っていた個人マネーが少しずつ動き出している」という。

大手証券が販売している訳ではないのにこれだけお金が集まるなんて、本当に個人マネーが動き出している証拠の1つですね。

ノーロード(売買手数料なし)で、信託報酬が1.05%と低め、無期限、長期運用のスタンスという、ほかにあまりない良心的な商品が人気を集めるのは非常に良いことだと思います。この人気が、日本の投資信託の同業他社に刺激を与えて、健全な競争とよりよい商品の開発が行われることを願います。

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アルビレオ (2005/07/12 9:54:11)

最近さわかみファンドの目論見書を読んでて気づいたんですが、普通のファンドなら信託財産から支払われる監査費用、信託事務関連費用がさわかみの場合は信託報酬から支払われます。
1000億円規模だと年間100万円くらいでしょうか。基準価額に反映されるかどうかというわずかな額ですが、ありがたいことですね。

ちなみに1000億円を一度でも越えると信託報酬のうち運用会社の取り分は0.02%アップ。
わずかなようですが、1000億円の0.02%だから年間2000万円にもなりますね。
販売会社の取り分も大半がさわかみ投信へ入ると思うので、年間約9億円の売り上げか…支出は社員十数人の人件費など限られているから、利益率も高そうだなぁ。

ファンドの海管理人 (2005/07/12 21:24:24)

このニュースを読んだときに「このタイミングで『十分にコストが足りているので信託報酬を一気に下げます!』なんて発表したら、それこそ大評判&大旋風なんじゃないかなあ」と思いました。さわかみファンドならやってくれないかなあ。



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