2005年08月17日
大和証券で手数料の安い投資信託を紹介してもらったら
大和証券とは7年ほどのお付き合いになりますが、その間に僕の営業担当者が4人も入れ替わり、いまは5人目です。リストラが続いているのかな(過去4人中3人は退職)。最新の僕の担当者はi氏。
たまたま、口座を持っている支店の近くに行く用事があったので、新しい担当者の顔を見に窓口へ寄ってみることにしました。
i氏 「このところ株が調子いいですよ。株はいかがですか?」
僕 「ええ、おととい昨日とすごく上昇しましたね。でも株はやらないんです。もっぱら投資信託で。でも、なかなか大和証券さんだといいのがないんですよ」
i氏 「そうですか。投資信託だとどんなのが?」
僕は、大和証券の投資信託の販売手数料がどれも軒並み3%程度なのを知っていて、いじわるに答えました。
僕 「そうですね。販売手数料が2%以下、信託報酬はできれば1.5%以下ですね」
i氏 (ぽかーん)
i氏は、全く予想外の答えに驚いた感じ。っていうか、客を前にして引くな!
僕 「販売手数料、どれも高いですよね。」
i氏 (気を取り直して)「ええ、だいたいどれも3%くらいですねえ...」.
僕 「3%だとちょっと問題外ですねえ。」
i氏 「1000万くらい購入していただけると、安くなるんですが」
僕 (本気でいってんのかよ!)
で、いったん奥に引っ込んで、パンフレットを手に彼が紹介してくれたのは、「ダイワ・コモディティ・インデックス・ファンド」
これは、石油などのエネルギー、金属、家畜、穀物などの商品(=コモディティ)に分散投資する投資信託のようです。
・販売手数料 2.1%
・信託報酬 1.407%
がんばって僕の条件をクリアしようとして探してくれたのかもしれませんが、最低申し込み価格は500万円。ごひゃーくまーんえーん。しかし新担当者は変わった投資信託を紹介しますな。
僕 「ポートフォリオの中に1つ入れるにはいいですね」(愛想笑い)
大和証券を出ると、夏の暑い日差しが曇り空で和らいでいました。
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ジム・ロジャースの商品インデックスファンドですね。
これ、もう少し小口で買えたら買いたいなとは思ってるんですけど、500万円じゃちょっと手が出ません。
そうですそうです。よくご存じで。僕も小口で帰るのなら、ポートフォリオにちょっとだけ入れるのも面白そう、とは思うのですけれどもね。
ジム・ロジャースはこれからは株式より商品の方が取引される時代が来る、しかしその前に商品関連の株式を買うのがいいと言ってます。
株式を買いたくないのであれば商品関連の通貨(豪ドル等)で代用しても面白いかもしれません。
しかし、ロジャースの予想は(以前から)壮大すぎてちょっと実現しなさそうなものが多い気がします。
ロジャースは中国が世界一の経済大国になると予想し、娘にも中国語を教えているそうです。しかし中国の隣に住む私としてはそうなる前に通貨問題、バブル崩壊、政治問題、環境汚染、食料不足…とリスクが多すぎてとてもじゃないが世界一の経済大国にはなれないと確信してます。
マサルさん、コメントありがとうございます。僕もいまから20年近く前、大学生の頃に中国を旅行したことがあって「これからは中国だろう」とその頃から思っていました。しかし、20年たってもまだ中国は経済大国には遠い状態です。これから20年後、どうなってますかね。
僕もマサルさんの意見にやや近いです。ただ、オリンピック後に経済的に急成長するということを日本も韓国も経験しているので、やはり2008年以後が勝負なのでしょう。
ちょっと元の話題とずれてますが乗ってみます。
>マサルさん
日本の高度成長だって安保やら公害やらオイルショックやらいろんな問題を抱えながら進んだんです。
中国もたくさんの問題を抱えたままでも先へ進むのは間違いなく、経済規模で日本をしのぐのも時間の問題でしょう。
それでも「世界一の経済大国」というのは微妙ですけどね。
まあ今の「世界一」を見てもわかるように一番になるのがいいことだとは限らないし、中国自体もそれほど世界一にこだわっているわけではないでしょうから。
>ファンドの海管理人さん
むしろ20年前と比べると桁違いの成長をみせつけていると思うのですが。
すでに貿易額では日本をしのいでいるし、中国に株式市場ができて一部は外国人も取引可能だなんて、20年前なら考えられない話です。
今後もいろいろトラブルはあるだろうしすんなり行くとは思えませんが、それを差し引いてもまだ十分に成長の余地を残していると思います。
アルビレオさん、コメントありがとうございます。僕も中国が成長することに疑いを差し挟むものではないです。でも、20年もあれば、例えば1980年代の米国や、1960年代の日本みたいに、ものすごい変化があってもいいかな、とも思うのです(実はそれくら変わっていて、僕が状況をよくしらないだけかもしれないですけれど)。でも、そういう変化が中国に訪れるとすれば、たぶんオリンピック以後なのだろうなと思っているのです。
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