2005年08月16日
さわかみファンドのファンドマネージャ、真相は!
以前のエントリ「ところで、なんで僕はさわかみファンドを買わないのか」にいただいたコメントで、さわかみファンドのファンドマネージャは「澤上龍」氏である、というご指摘がありました。僕はてっきり澤上篤人氏がファンドマネージャだと思っていました...。
たしかに、ラジオNIKKEIのブログで「本日のゲスト、さわかみ投信の若きファンドマネージャー、澤上龍さんです。」と紹介されています。
澤上龍氏は、澤上篤人氏のご子息だそうです。澤上篤人氏は、さわかみ投信の「代表取締役」なんですね。
ただ、さわかみ投信のWebの資料をざっとみたところ、ファンドマネージャは誰である、という記述は見つけられませんでした。だから、篤人氏と龍氏の両方がファンドマネージャなのかもしれませんし、ラジオの演出上、龍氏のことを「ファンドマネージャ」と呼んだだけで、本当は運営チームの一員なだけかもしれません。
本当のところはどうなんでしょう。
もし龍氏が本当にファンドマネージャであっても、さわかみ投信とさわかみファンドの顔は篤人氏である、との僕の認識はすぐには変わりません。けれど、龍氏がファンドマネージャとしてラジオに出演するということが行われているところを見ると、篤人氏から龍氏へと、顔役の世代交代を進めているのかもしれませんね。
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http://www.sawakami.co.jp/report/re_report.html
2004年7月以降のものしかありませんが、少なくともここに掲載されているものでは「ファンドマネージャー」を名乗っているのは龍氏だけです。
龍氏の肩書きは2005.1.14の「意識線」までは「アナリスト・ファンドマネージャー」だったのが、5.31の「アセットアロケーションの大衆化」以降は「ファンドマネージャー」になっていることも興味深いですね。
たぶん数年前から篤人氏は会社の運営とコラムやディスカッションなどの外向けの活動が中心になって、ファンドの運営は龍氏がやっていると思われます。
ラジオNIKKEの方Iは1000億円突破という特別なイベントだからということで、珍しく龍氏が顔を出したのかと。
アルビレオさん、いつもコメントありがとうございます。そうですか、資料では龍氏のみがファンドマネージャなんですね。たしかに興味深いです。
自分も、ファンド購入者として気になったので直接聞いてみました。(トラックバック先にまとめてます)
澤上龍氏がファンドマネージャで澤上篤人氏は最高投資責任者いわば大ファンドマネージャという事でした。
お二人で議論して運用決定しているそうです。
m@さん、詳しいレポートありがとうございました。トラックバック先も読みました。さわかみ投信的に、徐々に息子の代へつないでいこうという努力をされているんですね。世襲というのがちょっとイマイチですが、こういうこともこれからオープンに伝えてくれることを期待しています。>さわかみ投信
沢上ファンドをやめた理由に、現金で保有する率が高いとありましたが、東芝やパナソニックなど、或いはソニーなど、日本を代表する大企業が軒並み不祥事がおきるなど、かつて米国でも似たことが発生したら間もなく、リーマンブラザーズのショックがあつたので、用心してのこと。ま、こんな時は、東芝をはじめとして、大企業を先物で売っておく手もあるが、ま、普通は投資信託はそこまではやらない。そのかわり、現金化して様子を見るのだと思う。「株は、また、休むのも株のうち、」と言う格言もある。
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