2005年08月24日

僕の投資信託のポートフォリオ

気に入った投資信託をぽいぽい買っていて、最近になってあらためて自分のポートフォリオを考えたとき、これでいいのか? とちょっと思います。僕のポートフォリオがどうなっているかというと....

portfolio
こんな感じです。普通預金とかMMFとか個人向け国債とか外貨MMFとか外貨預金などの貯金に近い金融商品は割愛して、それより高いリスクで株式や債券へ投資する投資信託のみ表示しています。個別の投資信託ではなく、投資している市場ごとにグラフを書いてみました。

ざっと見て自分で気になるのは、国内株式のうち、中小型株と国内株式全般の比率がほぼ同じであること。中小型株の比率はもっと下げた方がいいような気がします。海外とあるのは、ほぼMSCIコクサイ指数に沿った投資信託です。欧州株式の比率も高すぎですな。

でも、こうしたポートフォリオを考えるとき、根本的に国内株式と国際株式の比率はどれくらいだといいんだろう、とか、中小型株の割合はどれくらいがいいんだろうとか、そういうのは気になります。もちろん「それはとれるリスクによる」のでしょうが、じゃあどれくらいのリスクだとどれくらいの割合がいいの? というモデルは、そういえばあんまり見たことがないなあと思うのです。

それと、たぶんMMFなどを除いて考えるとするとポートフォリオというよりアセットアロケーションって言った方が用語として正しいのかな、その辺もよく分かりません。

いずれにせよ、こうした疑問はカン・チュンドさんのようなフィナンシャルプランナーのところに聞きに行くとか、銀行や証券会社へ資産運用の相談をしに行くと教えてもらえるんでしょうね(カン・チュンドさんの例をだしたのは、たまたまメルマガで知っていたからで他意はないです)。

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C.アセットアロケーション

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kay (2005/08/24 3:53:49)

初めまして。
分散投資を薦める話はよく見ますが、具体的にどういう割合が良いのかはあまり見ませんね。
どうグループ分けするべきなのかも、よく分かりませんし。

私も資産の配分はどのくらいの比率が良いのか気になって、調べてみようと本屋に行ってみたら「内藤忍の資産設計塾」という本を見つけました。
書いてある内容は、マネックス・ビーンズ証券のウェブサイトにあるコラムをまとめたもののようですが、投資に関して素人の自分にとっては、すごく分かりやすい本でした。

ファンドの海管理人 (2005/08/24 23:39:10)

kayさん、こんにちは。資産配分、僕と同じように悩んでいた方がいて少し安心しました。マネックス・ビーンズ証券のWebサイト、のぞいてみようと思います。

アルビレオ (2005/08/25 1:08:44)

ポートフォリオ理論をざっくり説明すると「リスク3の対象とリスク5の対象が負の相関を持っているとき、投資配分によってはリスクを2にできる場合がある」といった感じになります。
このときリスクを最小にする配分はそれぞれのボラティリティの逆数を係数にして求めることができます。
最近ブログもどきを始めたので、希望があればそこでもうちょっと詳しく解説しようかな(笑)

ただし、
・過去のボラティリティは計算できても、将来のボラティリティは予測に過ぎない
・「負の相関」だってどこまで信用できるかわからない
・リスクを最小にすることが誰にとっても最適というわけではない
などといった理由から、こだわりすぎるのもよくないです。

「僕のポートフォリオ」のケースでは、国内株と国内小型株は負の相関とまではいかないにしても、違った動きをするので両方持つことはリスクの分散になります。
比率としてはリスクを下げたいなら小型株を減らすのが正解でしょうけど、問題は「本当にリスクを減らしたいのか?」ということです。
ポートフォリオ理論でもリスクを減らせば期待リターンは減少します。
今のリスクが許容できるものなら、小型株を減らすのが正しいとは限りません。
結局どんなに精密に計算しようが「リスク許容度」は自分の胸に聞くしかない、数式はそれを補助する道具に過ぎません。

海外インデックスと欧州株は投資対象が重複して相関が強いので、「分散投資」の観点ではいまいち。
配分を減らすなり、全部海外インデックスに回すなりした方がいいと思います。
他にはインデックスではあまりフォローされてないアジア/中国/東欧とか、株式に偏りすぎているので債券やREITに手を出してみるという選択肢も。

以上、投資を始めて半年に満たない人間のたわごとでした。

m@ (2005/08/27 0:12:10)

アセットアロケーションについて自分も内藤さんの本
を読んで考えるようになって、今ファンドを選別して
いるところです。

今月号のファンドインベスターという雑誌では日本
株100%と日本株70%+外国債券30%のポートフォリ
オでは後者の方がリスクは下がってリターンはほと
んど変わらないと書いてました。(99〜2005年まで
のデータ)

以前はバフェットの教えに従って株100%で問題なし
って考えだったのですが、せっかくだから多少は
分散してリスクを抑えようなかと日々研究中です。

日本株:外国株の比率とか株:債券の比率とか考え
出すとキリがないんですよね。

自分は今、日本株40:外国株35:債券25を
目標に調整中です。

あと、小型株だからボラリティが高いとは限らない
のでそこら辺はモーニングスターとかで自分の持っ
ている小型株ファンドと日本株ファンドのボラリテ
ィを比較してみてはどうでしょう?

分散効果を量りたいなら相関係数での比較になり
ますが、アルビレオさんのおっしゃる通り外国株
と欧州株の相関係数は(モーニングスターによる
と)0.94とほとんど分散効果がありません。

参考ポートフォリオの提示は、フィデリティ証券
のWEBでもやってたと思うので試してみてはいか
がでしょうか?
ただ、出てくる参考PFが自分の期待するリスク/
リターン通りかどうかはよくわからないのが
欠点なんですよね。

そうなるとやっぱり信頼できるFPさんに相談する
のがいいのかも。

今月号のフィナンシャルジャパン誌でも富裕層の
人がFPさんに相談してみた結果の記事がありまし
た。

あそこに出てくるFPさんのお勧めも自分から見た
ら?な商品もあったりしてプロもこんなもんか?
って気もちょっとしましたけど・・・

ファンドの海管理人 (2005/08/27 1:22:51)

アルビレオさん、m@さん、コメントありがとうございます。やはりポートフォリオ作りは難しいですね。お二人のコメント、参考になります。特に、m@さんの具体的な情報は参考にしたいですね。
来週のエントリでは、いろんな会社が提供しているポートフォリオ診断コーナーを、片っ端からっためしてみる、というのを予定しています。フィデリティのも試してみるつもりです!



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