2005年09月30日

ポートフォリオとアセットアロケーション

「アセットアロケーションを考えたら、それに沿ってポートフォリオを構成しましょう!」っていう言葉の使い方でOK?

これまでポートフォリオ診断サービスなどを試してきましたが、そのときに「ポートフォリオ」と「アセットアロケーション」という言葉をどう使い分けたらいいのか、よく分からなかなったので、調べてみることにしました。

東京証券取引所の用語事典から、「ポートフォリオ」の説明。

元々(様々な証券の入った)"書類カバン"といった意味なのですが、資産運用の世界では、様々な資産ないし、銘柄の組み合わせのことであり、投資家の保有証券リストといった意味として使われています。
ということで、「ポートフォリオ」という言葉は株式の銘柄など、具体的な金融商品の束をまとめて呼ぶときに使う言葉のようです。

では「アセットアロケーション」はどう説明されているかというと?

資産運用といっても、大きな資金を運用する場合は、いきなり○○社や▲▲社を買うといった個別銘柄から入るのではなく、まず、運用する資産を、「国内株式」・「国内債券」・「海外証券」・「不動産」・「現金等価資産」など資産クラス別にどのような割合で分配するかという意思決定があり、その後に、資産クラス毎に、銘柄の選定に入ります。 しかも、この二つは別々の意思決定であることが証明されています。

個別の銘柄のことでなく、資産の種類(これを「資産クラス」というのかな?)ごとの配分のことをアセットアロケーションと呼ぶようですね。

例えば、「僕のポートフォリオは、フィデリティ・日本成長株・ファンドとMSCIコクサイポートフォリオでできているんだよ」という具体的な商品を挙げたポートフォリオの説明は正しいし、「僕のアセットアロケーションは、だいたい国内株が30%、海外株が40%、あとは円のMMFかな」という風に、アセットアロケーションは資産の種類を説明すればいいわけですね。

だから、冒頭の「アセットアロケーションを考えたら、それに沿ってポートフォリオを構成しましょう!」っていう言葉の使い方はOKだった、ということになります。たぶん。一安心。

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アルビレオ (2005/10/02 3:31:51)

違った角度から説明してみようかな。

たとえば馬券を5点買いしたとき、複勝式やワイド馬券でなければその中で的中するのは1つしかありません。だからといって「一つしか当たらなかった」とがっかりする人はいません。トータルでプラスになっていればいいわけです。
ポートフォリオもそんな風に「個々の資産の損益を追いかけるだけでなく、それら全てを足し合わせたものを一つの塊り(ポートフォリオ)として捉えることで個々の損失を相殺できるようにしてリスクを減少させる」というような考え方をするためのものだと言えます。
企業の連結決算なんかもそれに似たような面がありますね。

投信というのはそれ自体がポートフォリオになっていて、一からポートフォリオを作る手間を省いて、小分けにすることで少ない資金でポートフォリオを構築するための仕組みです。

アセットアロケーションはポートフォリオを構築するための指針となる考え方。
あらかじめアセットアロケーションを考慮して構築済みのポートフォリオとして用意されているものがバランス型ファンドで、それ以外の株式型ファンドや債券型ファンドはアセットアロケーションの部分は自分なりに決めるための部品と考えることができますね。

余談ですが、最近為替王さんが紹介していた為替証拠金のなんちゃって取引で大成功してるので、手を出そうかどうか迷ってます…
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