2005年10月31日
今、インドが熱い! のか!
フィデイリティ証券からダイレクトメールが届きました。表には赤くて大きな文字で「今、インドが熱い!」と書いてあります。まるでニューデリーの爆破テロを予測したようなキャッチです....冗談にしては不謹慎ですね、すいません。
さて、そのダイレクトメールの中身は、フィデリティが「フィデリティ・ワールド・ファンズ インド・フォーカス・ファンド」の販売を開始した、というお知らせでした。
名前からしてインドに投資することは分かるのですが、もう少しどんな投資信託なのか知りたいと思って、フィデリティ証券のホームページに掲載されている情報を見みてました。
・ドル建て
・信託報酬 1.5%(このほかに保管報酬など)
・申込手数料 3.15%
・電話を通じてのみの申し込み
どうやら、自動積み立ての「ステップ・BUY・ステップ」などは利用できなさそうです。
インドはいわゆるBRICsの1つですし、投資家のあいだで中国以上に注目されている国のようで、インドを対象にした投資信託は人気があるようです。フィデリティもそのブームに乗っての設定なのでしょうね。ダイレクトメールを送ってくるところから、販売に気合いが入っている様子を感じます。
僕としては、盛り上がっている金融商品というのはすでにピークを過ぎていることが多い気がするので、食指は動きません。様子見ですね。
ちなみに、「フィデリティ・ワールド・ファンズ」というのは、海外のフィデリティが運用しているルクセンブルク籍の外国投資信託のようです。国内のフィデリティ投信が運用しているのではありません。
その「フィデリティ・ワールド・ファンズ」を調べてみたら、昨年、8つの投資信託の販売を終了しています。ドイツ、スイス、フランス、イギリスなど、特定のテーマに絞って投資していたものです。そこから1年で今度はインドをテーマにした投資信託を販売開始する、というのはちょっと節操がなくないですか? と、あえて辛口に締めくくってみます。
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フィデリティ証券ってどうだろうか。 [怠慢我侭日記から]
アルビレオ (2005/10/31 2:16:45)
>販売に気合いが入っている
ネットで購入できないからWebで宣伝してもしょーがない→DMで案内
ということで、むしろ腰が引けていると感じました。
「ステップ・BUY・ステップ」で少額購入されると困る(これも腰が引けてる)というのがあるんでしょうが、すでに「ステップ・BUY・ステップ」対象外ファンドも取り扱っているのにどうしてこいつだけネット購入できないのかとか、どうせ円でしか買えないのに他のFWFファミリーと違ってドル建てとなっているとか、気になる点がたくさんあります。
こういう例外を作ると管理コストがかかるだろうに…
>8つの投資信託の販売終了
欧州の経済統合が進んで、ヨーロッパの国別ファンドに存在価値がなくなってきたのはまあ当然だと思います。
業種別の方は単に不人気だったのかもしれませんね。他のFWF業種別ファンドは健在だし。
しろ (2005/10/31 11:23:07)
ども、MRIスレッドではお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。
その盛り上がりをみて1ヶ月前にPCAインドとHSBCインドを買った私でございます。いきなり地震とテロで1000円下がってます。ふぅ。
これまでに株でも200万円以上のマイナスを出した結果、信託にきたのですがセンスないのかな。
アルビレオさんも買った三井住友・ニュー・チャイナ・ファンドを北京万博が終わるまで持ちつづけるかあ。
m@ (2005/10/31 20:45:32)
この商品、既に新光証券とか丸三証券では販売していたものですから別に目新しい気もしないのですが、もともと設定がドル建てだったのでフィデリティ証券のネット販売にはシステム的に対応できなかったんでしょうね。
円建で新たに設定してこないという事は既にインドへ及び腰なんだと思います。
ただ、お客さんからの要望が多かったんでしょうね。
長期投資を標榜しておきながら分配型ファンドを多数設定したり、フィデリティの投資哲学が揺らいでいるのではないかと最近心配です。
Take (2005/10/31 20:50:43)
こんにちは。うちにもDMハガキが来ました。
フィデリティは買い付けにしても各種の手続きにしても時間がかかるので、ネット取引に慣れきった体には合わず、取引はちょっと考えてしまいます。
例の事件の影響が気になりますね。まあ長期投資の観点からすると絶好の買いタイミングなのかも知れませんが。
アルビレオ (2005/11/01 4:51:49)
・m@さん
設定日が2005年1月だったのですでに運用中なのかとは思ったんですが、日本でも販売してたんですね。
情報ありがとうございます。納得できました。
・しろさん
あっちでは本来の話題とかけ離れていたのでコメントしたのをちょっと後悔してたんですが、BRICsつながりということでここではもうちょっと詳しく書きます。
中国もちょっとだけ買っておこうかなということで、開設済みの口座で手数料が安いものとして「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」(以下「三井」)と「フィデリティ・チャイナ・フォーカス・オープン」(以下「Fid」)の2つが候補に残りました。
運用成績は同じような感じだったので分配金に注目。
三井は決算のたびに基準価額を1万円近くまで落としています。つまり利益のほとんどは分配に回しているということです。
それに対してFidはまだ設立後間がないので分配金を出していませんが、フィデリティの傾向として長期運用を目指しているためにどのファンドも分配金は少なめです。
長期投資を考えれば収益は分配するよりもそのまま運用に回してもらった方が有利なんですが、私はまだそれほど中国市場を信用できないので儲かった分はさっさと受け取って利益を確定させることでリスクを抑えたいと考えました。(でも買ってから下落続きでマイナスです…まだ1ヶ月も経ってないけど)
もっとも、新興国市場だからこそリスクを積極的に取らないと意味がないという考え方もあるわけで、この選択が正しいのかどうかはわかりません。
「インド・フォーカス・ファンド」もフィデリティだから長期運用指向でたぶん分配金は少めだと予想しています。(別に買うつもりはないけど)
ついでに、インド市場については楽天証券の以下の解説も参考になりますよ。
http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/MF_V_VIL_BRICS_01.html
しろ (2005/11/01 14:38:33)
>つまり利益のほとんどは分配に回しているということです。
なるほど、向こうのスレッドでも仰ってましたがそういうことだったんですね。理屈がわかれば納得です。
「リスクを積極的に取らないと意味がない」なんて深い言葉です。わたしも思いつきで買うのを改めて、きちんとポリシーを持ちたいと思います。
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