2005年10月18日
アセットアロケーションの重要性に気が付く
以前のエントリ「ポートフォリオとアセットアロケーション」で、アセットアロケーションの言葉の意味を調べました。そのとき僕は、思いがけず大事なことを発見しました。
アセットアロケーションの言葉の意味を調べるために、東京証券取引所の用語事典の「アセットアロケーション」の項を参照しました。そのとき引用した部分には続きがあります。そこには、次のようなことが書いてあります。
まず、運用する資産を、「国内株式」・「国内債券」・「海外証券」・「不動産」・「現金等価資産」など資産クラス別にどのような割合で分配するかという意思決定があり、その後に、資産クラス毎に、銘柄の選定に入ります。
ここでは、アセットアロケーションを決めたあと、具体的なポートフォリオに落としていくことが解説されています。さらに説明は続きます。
この課題を最初に実証的に整理したG.ブリンソンに依れば、トータル・パフォーマンスに占める「アセットアロケーション」の寄与は9割以上と言われていました。このブリンソン命題の解釈を巡っては、まだ議論がありますが、トータル・パフォーマンスに占める銘柄選定の寄与は驚くほど小さいことが知られています
「トータル・パフォーマンスに占める『アセットアロケーション』の寄与は9割以上と言われていました」だそうです。銘柄選びなんて大したことない。議論はあるものの、アセットアロケーションこそ大事だ、ということがサラリと書いてあります。
あれ? 最近同じようなことを書いた記憶があります。そう、前回のエントリ「内藤忍氏が勧めるアセットアロケーション」の中で、「内藤氏によると『投資の成果は80%が資産配分で決まる!』とのこと。」と書きました。はい、ここでもアセットアロケーション(資産配分)がカギだと主張されています。そうか、そうだったのか。
アセットアロケーションは奥が深いですね。僕はその重要性にようやく気が付いたところでした。
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アセットアロケーションはどれだけ重要か? [Site.M from 新所沢から]
m@ (2005/10/19 0:06:05)
アセットアロケーションが90%云々というのはどうやら「4半期毎のパフォーマンスの」という前提がつくみたいですよ。
自分も今、アセットアロケーションについてまとめてまして、記事に出来るところまでまとまったら徐々にアップしていきたいと思います。
ファンドの海管理人 (2005/10/20 1:17:33)
コメントありがとうございます。まとまったらぜひ教えてください。
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