2005年12月 3日

「新しい「投資信託」の本」はグロソブ所有者向け

マネージャパン編集部が出した書籍「新しい「投資信託」の本」を読みました。電車の中で1時間くらい揺られていれば読み終わってしまうくらい、読みやすい本です。コンセプトは、「グロソブを持っている人」のための投資信託入門、といったところでしょう。

「グロソブ」というのは、国際投信投資顧問が運用して5兆円もの資金が集まっている(書籍では4兆円と書いてありますが、現時点で5兆円突破!)毎月決算型の投資信託「グローバル・ソブリン・オープン」のことです。

いまやグロソブに代表される、毎月分配型で外国債券に投資する投資信託は大人気。本書はそうした投資信託を保有している人をターゲットにしています。この点はとてもユニークです。もう少し詳しく書くと、「グロソブは買ったけれど、投資信託はまだ初心者」という人を読者として想定しています。たしかに、流行につられてグロソブを買う、という人は(幸か不幸か)多いかも知れず、それを読者ターゲットにするのはアリですね。

そして、本書の主張は、「グロソブだけでなく、ほかにも投資信託を購入して分散投資するほうがいい」ということ。これを本書では「ファンドミックス」と呼んでいます。ファンドミックスを実行することで安定的に資産を運用していけるようになると説き、毎月分配型のグロソブをコアにした前提でのおすすめの組み合わせとして、国内株式の投資信託とREIT、もしくは国内株式の投資信託と外国株式の投資信託を紹介しています。

ただ、初心者を想定して平易な記述になってはいますが、組み合わせる国内株式や海外株式の投資信託をどのような基準で選ぶべきなのか、といった部分がちょっと不足していると思いますし、なぜ株式投資信託と組み合わせるべきなのか、という説明もちょっとあっさりしていました。これ一冊だけを読んで分散投資を始めるにはやや情報不足かなと思いました。

グロソブを保有している人で、「詳しくなくていいから、まずはあっさりと投資信託の全体像について一冊読んでみたい」という人に本書はお勧めです。ってそんな人はあんまりいませんね。

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