2006年01月 5日

相場が上がってしまったあとでできること

2005年の国内株式市場は全体で4割程度上昇した、というニュースを頻繁に耳にします。2005年は“投資信託を続けていて良かった”と思われた方が多かったのではないでしょうか。僕もそうでした。

そして2006年を迎え思うことは“今年は昨年ほどのラッキーはないでしょう”ということです。これはどなたも一緒ではないでしょうか。もちろん、多くの人が今年も上昇相場であると占っていますが、楽観していればいいというものでもないですしね。

では、相場が上昇したあとでできることはなんでしょう。「利益を確定する」か、「あのときもっと投資しておけば良かった」と後悔するか、くらいではないでしょうか。でも、僕たちと長期投資家にとっていま投資信託を売って利益を確定するなんて論外。

となれば、いつかまた上昇相場が来たときにも「あのときもっと投資しておけば良かった」と思わないように、その「あのとき」が「現在」なんだ、と信じて、コツコツ投資するしかありませんよね。

2005年の前半を思い出してみても、まさかこれから国内市場も海外市場も大幅に上昇するなんて想像できませんでした(多くの人がそうでしょう)。いまになって「あのときもっと投資しておけば良かった」の「あのとき」は、2005年のあのときだったのです。でも、それはあとになって分かること。

「現在」こそ将来にとっての「あのとき」なんだと。だからこそいつでもコツコツと投資すること。2006年もそうありたいな、と思ってます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

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