2006年05月18日
なんと米国では、アクティブファンドの成績がインデックスを上回った!
スタンダード&プアーズの発表によると、直近5年の米国のアクティブファンドの半数以上が、インデックスの成績を上回ったそうなのです。
このことは、前回のエントリで紹介した同社のレポート「SPIVA Japan」のなかで触れられています。
例によって、先に結果を抜粋します。
過去5年間については米国では全市場型アクティブ・ファンドの約50%が弊社のS&P1500指数を上回ったのに対し、日本では約38%がS&P Japan 500を上回るに留まっている。
なんと、米国では直近5年では、半数以上のアクティブファンドがインデックスファンドの成績を上回っているというのです。上記の資料から下記の表を抜粋しました。
国名(比較株価指数) 直近3年 直近5年 米国(S&P1500) 41.77 50.39 日本(S&P Japan 500) 37.99 38.30
前回も書きましたが、アクティブファンドは運用コストが高いため、長期的には運用コストの安いインデックスファンドに勝つことは難しいと言われています。
しかし、この結果をみると直近5年に関してはそうではない。ということが示されています。まあ、3年のほうは50%以下の数値を示しているので、つねにアクティブがインデックスを上回っているわけではなく、たまたまこの期間はラッキーだった、という感じも漂いますけれど。
それに、5年を超えて10年、20年という長期間でアクティブファンドとインデックスを比較したらどうなるか、という資料がここにはありません。
とはいえ、米国のファンドマネージャの運用はそれなりに立派なものである、ということと、5年という期間は長期投資というにはまだ短いのではないか、という2つの意味が今回の発表で読み取れそうです。
一方で、日本のアクティブファンドでは直近5年でインデックスを上回ったのが38%ということなので、日本のアクティブファンドは信託報酬や販売手数料が高すぎるか、ファンドマネージャが下手なのか、もしくは(不幸にも)その両方なのか、と思わされます。
いずれにせよ、米国に比べると日本の投資信託の運用はまだまだ改善すべき点がある、ということは言えそうですね。
[関連エントリ]
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投資信託を趣味にしているビジネスマン、イーノ・ジュンイチです。いつもご愛読ありがとうございます!



このレポートは2004年4月のもので使っているデータは2003年末の数字ですね。
これ以外には2004年9月があるだけです。半年ごとに公開とかいっておきながら…
販売手数料込みの価格の比較なのか、販売手数料を除いた基準価格での比較なのかで、かなり評価が変わるような気がします。
アクティブファンドに分が良い販売手数料込みの評価としても、50%しかインデックスに勝てないって、アクティブファンドの存在意義がないような。。。
”敗者のゲーム”そのまんまの結果ではありませんか?
投資信託は好きです。敗者のゲームやウォール街のランダムウォーカーを読んでインデックスファンド信者になりました。
ただ最近は日本株に限れば自分で20銘柄程度の個別株のポートフォリオを組んだ方がインデックスより楽しいのかもと思うようになりました。その方が販売手数料も安いですし、信託報酬は無料になります。
値動きがインデックスに近いcoreな銘柄を選べばそれほど難しい話でもないかなぁと思いつつ悪戦苦闘中です。
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