2006年06月 5日
モーニングスターで販売手数料の比較ができるようになった
このブログでいつも書いていることは、投資信託の販売手数料も信託報酬ももっともっと安くしてほしい、ということなのですが、モーニングスターがついに始めました。
久しぶりにモーニングスターのホームページでもチェックするか、と開いてみたところ、「ファンド選びに大切な販売手数料の比較ができるようになりました。」というお知らせが表示されています。
そこでクリックしてみたところ、現れたのは「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(以下グロソブ)の投資信託情報の画面。そこには、グロソブを販売している金融機関の名前が、イーバンク銀行から筑邦銀行までずらりと並び、それぞれの販売手数料(画面では「手数料率」)も掲載されています。
例えば、イーバンク銀行の販売手数料は0%、一方で筑邦銀行の販売手数料は1.58%。どこで買うと安いのか一目瞭然です。モーニングスターは投資信託の情報源として最有力サイトですから、これは金融機関にとって販売手数料を下げるプレッシャーになるかもしれません。
比較といえば、そういえばカカク・コムの投資信託の比較サービスはなにか進化したかな? と思ってカカク・コムを見に行ったのですが、あちらは相変わらず販売手数料や信託報酬を直接比較できるようにはなっていませんでした。
やはり投資信託のような専門分野ではモーニングスターはよく分かっている。ということでしょう。でも投資信託のパフォーマンスに大きな影響を与えるのは信託報酬のほうなんです。次はぜひ似たような投資信託間での、信託報酬の比較もお願いしたいところです。
実は、すでに信託報酬を一覧できるサイトはあるようなのですけど。それはまた近いうちに。
[関連エントリ]
・ カカク・コムが投資信託の比較サービスを開始
・ 投資信託業界で開くパンドラの箱
・ カブ・ドットコム証券がノーロードをさらに充実
・ 投資信託をすべてノーロードで販売する証券会社が登場
[関連カテゴリ]
・ 7.販売手数料と信託報酬
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販売手数料に関しては、一覧できるサイトがあるといのはセルサイドの方々にとってはインパクトのあることですのでいい流れだと思います。
ご指摘のとおり信託報酬は(長期に持つ限り)それ以上にインパクトがありますが、目論見書等で購入者に一律に開示されていますのであまり一覧の意味がないと思います(開示されても変わらない)。
手数料に差があるという事には競争が働きますが、信託報酬に差がでてくるかというと、ならないのでは?ETFという圧倒的な優位な製品があり、話になりません。
最近のコンテンツがセルサイドに近いので困惑気味です。
モーニングスターの手数料、いまいち信頼できない数字じゃないですか?
インベスコ店頭株式オープンが楽天でノーロード表示されてたので「おっ!」と思って楽天証券で調べたら2.1%でした。
正しくない数字が出てるんだったら別にいいやって気がします。
とりさん、m@さん、コメントどうもです。とりさん、僕はやっぱり「開示されている」ことと「比較されている」ことは、それなりに違うと思うんですよね。つねに消費者が比べてみられるというのは、それなりに価値があるのではないか、と思ってます。
んで、m@さんのご指摘のようにデータが性格でないとせっかくの比較も意味ないですよねえ。なんとかしてほしいです。
信託手数料の比較ですが、今でもできますよ。
ファンドの検索を行って、その結果画面で「表示項目」というのがあって、それを「コスト」とすると信託手数料一覧がでます。
↓インデックスファンドでしてみたところ
http://www.morningstar.co.jp/fund/sr_result_cost.asp?sts1=+al+&sts2=sn&name=&tn_a=&tn_k=&tn_s=&tn_t=&tn_h=&tn_o=&tn_c=&itk=-1&rt5b=&rt4b=&rt3b=&rt2b=&rt1b=&rt0=&rtn_1=&rtn_1b=&rtn_1c=0&rtn_2=&rtn_2b=&rtn_2c=0&ctg=&hnb=&hnb_nm=&hnw=&cnt=117&page=0&sort=29&rm5=&rm4=&rm3=&rm2=&rm1=&ft4=1&ft3=1&ft2=1&ft1=1&ch=-1&as_f=&as_t=&pu1=&un=&un_b=0&sy=&sy_b=0&select=4
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