2006年10月22日
「投信スーパーセンター」明日オープンですね
「日本最大の投資信託専門ショッピングセンター」を自負する「投信スーパーセンター」。オープンの予定は明日、23日月曜日午前9時ですね。
これだけ投資信託の販売に力をいれたサイトが登場するなんて、僕も期待せずにはおれません。投資信託関係のブログでもあちこちで話題になってます。オープンを前にして、ブログでの反応をまとめてみました。
最初にこのニュースが流れたのは10月4日。日興コーディアルグループがプレスリリースを発表して、それがニュースとして流れたようです。すぐさま「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で取り上げられています。ブロガーの水瀬ケンイチさんは、かつての投資信託専門のオンライン販売業者だった野村ファンドネットが失敗したことを連想して、
一抹の不安を感じます。
と書いています。野村ファンドネットを連想したのは水瀬さんだけでなく、10月7日の「熱海日記」にも、こう書かれています。
日本でも、過去に、野村證券グループが野村ファンドネット証券というファンド専門の証券会社を立ち上げ、数百本の投資信託を取り揃えていましたが、この会社は数年前になくなってしまいました。
とはいえ、お二人とも投信スーパーセンターには期待している模様。
同じく10月4日には、「-資産運用- 消費者に良い投資信託を買おう」でも取り上げられていて、
取扱い500本とは、それにしても凄い数です。 引用元の記事には記されていませんが、ノーロード(販売手数料無料)の 投資信託も数十本扱うとの事ですので、期待したいところです。
と、ノーロード販売への期待が語られています。
10月6日の「お金を上手に働かせる投資術」では、
毎月分配の債券や高(好)配当株式を扱ったファンドが100本200本あっても、 うぇっぷ、満腹で~す。 って感じではないのかな。
と書かれています。これはするどい指摘ですね、いま売れに売れている投資信託は毎月分配型ですからね、僕たち長期投資家にとっては多少苦々しい思いもぬぐいきれません。僕も、こうしたファンドばっかりが取り扱われないように願っています。
このあと10月10日にサイトがプレオープンして、その日の「ネットトレード挑戦ブログ」では、好意的なことが書かれています。
投信スーパーセンターのサイトを覗いてみました。 注目したいのが「投信つみたてサービス」が約350銘柄もあることです。 毎月コツコツと資産形成していく場合、選択肢が広がりますね。
積み立てができる、というのは投資信託の長期投資を「分かってる」ということかもしれません。期待は高まってきます。
今日までに投信スーパーセンターにいちばん言及しているのが、「rennyの備忘録」です。rennyさんも、10月4日の発表にすぐさま反応。
個人的にはあまり期待していません。500本並べる必然性を感じませんし、投資家を甘く見ているんだろうな(「カモがドンドンやってくるぞ」って考えてる)とさえ思います。
と、手厳しい。10月11日には、プレオープンしたサイトを見て、
ここから推定されることは、この「投信SC」を通じて開設する証券口座は日興コーディアルの口座ということになる、ということです。とすると、「日興の名前は敢えてはずしました」という発表はいかがなものか、とさえ思います。
と書かれています。果たして、この投信スーパーセンターで投資信託を買おうとすると、日興コーディアル証券の口座が必要になるのかどうか。もしそうなら、確かに正々堂々と日興コーディアルの名前を出して商売してほしいと思いますね。
10月12日には、
この投信SCが真に個人投資家のことを考えているのかどうかを判断する材料としてインデックスファンドをどのように紹介するのか、に注目してみたいと思います。
と書かれています。僕はこれにも賛成。積み立てができて、インデックスファンドが豊富なら、僕も積極的に応援したくなります。ここは注目ポイントですね。
さて、僕ももちろん、投信スーパーセンターの登場には期待しています。これが成功して、もっと投資信託の販売や運用に競争が起きて、よりコストが安くて、消費者に有利な商品が登場するきっかけになるといいですね。
今日でプレオープンのサイトともお別れです。記念に画面ダンプを張っておきましょう。
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記事のご紹介&TBありがとうございます。
今のところ、公開されている情報が少ないですから、
何とも言えませんが、500本の取扱いという事で、
期待できる面もあるかと思っています。
何はともあれ、明日のオープンにおける、
ラインナップの公開を楽しみにしています。
ご紹介ありがとうございました。
インデックスファンドの取り扱い、紹介の仕方には要注目ですよね。
キチンと紹介するコンテンツを用意してくれたら拍手喝采なのですが。
>投信スーパーセンターで投資信託を買おうとすると、日興コーディアル証券の口座が必要になるのかどうか。
「証券仲介業」なので、自社では口座を管理することはできません。
投信販売ではなく株式取引ですが、新生銀行の説明が参考になると思います。
http://www.shinseibank.com/stock/cyukai.html
ファンドネットの前例があるので、当局の許認可手続きや独自の口座管理システムなどのコストを削減するためにこういう形を取ったのでしょう。
日興では外国証券には口座管理料がかかるため、たぶん外国籍投信は扱わないでしょうね。
それ以外には客にとって不利になることは特にないと思います。
日興コーディアルに口座開設をすることになりますが、手続き自体は投信スーパーセンターとのやりとりだけで終わるはずです。
このとき、たとえ日興コーディアルに口座を持っていたとしても別に口座を開設することになると思います。
(私は銀行経由の株式取引口座を持っているので、その体験からの推測です)
トラックバック&記事でのご紹介ありがとうございました。
楽天証券から、海外ETFというリーサルウェポン(?)が出てきた今、投信SCからどんなサービスがでてくるのか。
固唾を呑んで見守っております。
オープンした(はず)なのでさっそくアクセスしてみているのですが、混雑しているのか最初のフラッシュをロードしている途中で止まってしまって全然開きませんね。っていうか、Web2.0のこの時代に、オープニングでフラッシュ使っている時点で、「全然だめじゃん」なんですけど....。今頃スタッフの人は対策で大変なのかも。頑張ってください。フラッシュがロードできないとサイトが見られない、という設計はやめた方がいいですよ。SEO的にもユーザビリティ的にも、トラフィック的にもね。派手なだけでいいことないです。
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