2006年10月26日
「楽ちん」と「おふくろ」が投資信託への挑戦
草の根投資信託とでも呼ぶべきなのでしょうか。証券会社とも金融業界とも縁のないようなところから、新しく投資信託が登場しようとしています。それも1つでなく2つ。
1つは、「rennyの備忘録」で知った「浪花おふくろ投信株式会社」。
小学校教諭や社会保険労務士を経験してきた石津さんという女性が、さわかみ投信の澤上篤人氏の話を聞いて長期投資に出会い、「長期運用」の素晴らしさを啓蒙するために会社を作ってしまった、という経緯のようです。
もう1つは、「楽知ん投信株式会社」(らくちん、と読むようです。リンク先はPDF)。こちらは、楽知ん研究所という団体が立ち上げたもの。教員の方々が立ち上げたようで、やはり目先の株価変動や一時的なブームに左右されることなく,じっくりと,ゆったり構えた長期投資の運用を行っていくとのこと。
いずれも、長期投資をもっとも大事なコンセプトとして身近な投資信託を目指すという点で共通しています。そうやって、長期投資の考えがどんどん広まって、デイトレとかグロソブとかよりも、流行してくれるといいんですけどね。陰ながら、応援したいと思います。
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澤上篤人氏は近い内に、弊社のファンドと同種のものが次々出来るだろう(更には、出来れば積極的に応援するだろう)と述べていたみたいですが、現実になったようですね。ローコストで、独自の方針による運用を貫く投信が増えてくれればと、感じています。
さわかみ投信が手助けしているのでしょうかね。
「ありがとう」のようなFOFになると思うのですが、ファンドマネージャはどう手当てするんだろう。
仮にFOFだとして、組入ファンドはさわかみプラスあといくつか取り混ぜていくのなら、ありがとうとさほど変わらない気もする。
志はともかく、投資に値する金融商品としてどうかはよく吟味しないといけませんね。
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