2007年03月29日

投資信託はますます貪欲になっている、とキヨサキ氏

ロバート・キヨサキ氏は、コラムで投資信託について何度か書かいています。最近書かれたちょっとショッキングなコラム「Mutual Funds Get Greedy」を読んでみました。

このコラム「Mutual Funds Get Greedy」(投資信託はますます貪欲に)は、米Yahoo!に掲載されているコラムです。まだ翻訳版がYahoo! Japanには載っていないみたいですね。

コラムの冒頭で、キヨサキ氏はラジオ番組に出演した思い出を書いています。彼はそのラジオ番組で、「あなたは(アクティブ型の)投資信託を悪く考えすぎだ」と司会者に詰め寄られたそうです。

彼は、自分で反論する代わりに、インデックス型投資信託の運用でよく知られるバンガード社のジョン・ボーグル氏の書籍「The Battle for the Soul of Capitalism.」(「資本主義魂のための戦い」、すごいタイトルだ……)の内容を用いて反論します。

その中でキヨサキ氏はこう説きます。

Most of us have heard about the investors (and true owners) of Enron, WorldCom, and other corporations being fleeced by the likes of Ken Lay, Jeff Skilling, and Bernie Ebbers. Bogle contends that the same type of theft practiced by these men is going on in the mutual fund industry.

私たちはみんな、エンロンやワールドコムやその他の企業に投資した投資家が、ケネス・レイ(エンロン前会長)やジェフリー・スキリング(エンロン前CEO)、バーニー・エバーズ(ワールドコム前CEO)たちによって資産をむしり取られた、といった話を聞いたことがあるはずだ。ジョン・ボーグルは、投資信託業界にも存在するそういった手練れの泥棒たちと戦っているところなのだ。

彼はアクティブ型投資信託の高い手数料を、エンロンやワールドコムに例えました。つまり、遠回しに「投資信託の手数料は詐欺同然だ!」と表現したんですね。ちょっとびっくりしてしまうようなかなり過激な表現ですが、それだけ彼の手数料に対する憤りは大きい、ということなのでしょう。

投資信託の手数料を攻撃するのにボーグル氏の書籍を引用しているところから、彼はまたしても「Mutual Funds」という単語を、インデックス投信を含まない、アクティブ型の投資信託の意味でつかっているようです。

インデックス投信なら(すくなくともボーグル氏率いるバンガード社のインデックス投信なら)、手数料は納得できるほど低い、と彼は考えているのでしょう。

というか、それ以上に、手数料の高い投資信託に対して挑むボーグル氏を、キヨサキ氏は応援しているようです。

僕もボーグル氏を応援したいわけですが、残念ながら日本ではバンガード社の投資信託はほとんど販売されていないんですね。キヨサキ氏がそんな日本の事情を知ったら、どう思うのでしょうね。

[関連エントリ]
バンガードが運用する投資信託の手数料はなぜ安いか
ロバート・キヨサキ氏の「投資信託はお粗末」はタイトルを間違えてる

[関連カテゴリ]
7.販売手数料と信託報酬

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