2007年03月23日

投資信託の本なのに、山崎元氏の本音炸裂!

「投資信託のイチバン抜け目ない買い方・儲け方」という本(ムック)が店頭に並んでいます。この本の巻頭インタビューで、我らが山崎元氏が登場です。

普通、投資信託のムック本(※)ですから、巻頭では投資信託を持ち上げて読者をその気にさせるものです。例えば「これからの資産運用は投資信託がいちばん」と萩原博子さんがにっこりしてるとか、「投資を成功させるなら長期投資」と澤上篤人氏がうなっている、というのなら分かります。

※ムック本とは、雑誌のスタイルの書籍のこと(ブックとマガジンを合わせて「ムック」)

ところが、この本の巻頭に登場したのは我らが山崎元氏です。そんな甘っちょろい大人の事情は野暮というもの。

投信を買う意味というか、運用サービスを有料で購入する意味はきわめて乏しいということです」(アクティブファンドについての発言)と、いきなり投資信託へきびしいパンチ!

さらに、「実際のところ、銀行で買っている人は、まだ投信をよく知らない人なんです」「投信を購入したほうがいいという説得力のあるデータは出てきませんが、」と、立て続けに投信を追いつめていきます。

この本を作った編集部は、分かってて山崎氏を巻頭インタビューに起用したのかなあ? 僕としてはいつもの山崎節をたっぷり楽しめましたけどね。

さて肝心の本の中身ですが、「郵便局で買える投資信託のズバリおすすめは?」とか、「人気のセット商品はおトクじゃない」とか、「毎月分配型は本当に買いか?」といった実用的な説明をするように頑張って作ってあります。けれど、なんとなくいろんな入門書の寄せ集め的な感じがして、あまり新鮮さを感じません。

本当に実用的に作るなら、もっと徹底的に実名の投資信託をたくさん登場させて、いい点、悪い点を具体的に書くなどしてほしかったですね。とはいえ、基本的な内容はひととおり押さえている感じで、買って損はないです。

僕はといえば、巻頭の山崎氏のインタビューを読むためだけにこの本を買ったので、山崎氏を登場させたのはある意味成功だったのかもしれません。たぶんこの本でいちばん実践的で新鮮な情報が含まれているのがこのインタビューではないでしょうか。

[関連エントリ]
山崎元氏だってきっと投資信託を買うんじゃないかな
「投資信託は顧客に不利」と山崎元氏は言う
良心的な投資信託が登場しない本当の理由
「お金をふやす本当の常識」は新鮮な再発見がたくさん

[関連カテゴリ]
1.よもやま投資信託

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renny (2007/03/24 12:42:48)

立ち読みで山崎さんのインタビューを斜め読みしました。
「赤ずきんちゃん」の比喩はGoodでしたね。

ファンドの海管理人 (2007/03/25 1:29:24)

rennyさんこんにちは。立ち読みされたんですね。「銀行の窓口で『投信が欲しい』というのは、赤ずきんちゃんが狼に相談するようなもの」ってのも、表紙に堂々と書いてますよね。いやあ確信的にやってるんですね。



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