2007年05月21日
変な投資信託を買ってしまったらどうする?
読者からのコメントで「カモファンドを買ってしまったのですが、どうしたらいいでしょう?」という質問がありました。たしかに難しい質問です、僕もいまから振り返ると、まともでないものを買った経験が山ほどあります。
「変な投資信託買っちゃったなー」と思ったときどうするか。単純に考えれば、選択肢は2つですよね。
・売る
・持ち続ける
僕も、手数料の高い投資信託(GTグローバルインベストメントオープン)とか、難しいリスクの金融商品(オプション付きデュアルカレンシー債)を保有していました。結局最後は売ってしまいましたけどね(デュアルカレンシーは解約できないものだったので持ち続けたけど)。
いちど買った金融商品って、なかなかすぐに解約する決心がつきにくいものです。「もうちょっと持っていれば、黒字になるんじゃないか、それまで持っていよう」とか「これを売ってもまた手数料を払って次の商品を買うのは馬鹿らしい」とか。
僕もこんな風に考えてなかなか売れなかったんですよね。
だからこそ、僕のアドバイスは手数料の高い投資信託や、難しいリスクの金融商品を買ってしまったと気がついたら、できればすぐ売ったほうがよい! ということです。
持ち続けることで、手数料を支払い続けて変な商品の寿命に加担することはありません。それに、消費者として意思表示をはっきりさせる、というのも大事かなあと思います。
みなさんはどう思います? このブログの読者には経験者の方が多いと思うので、よろしければコメントでご意見ください。
しばらく更新をお休みしていてすいませんでした。仕事が急に忙しくなったり、ちょっと体調が優れなかったりでなかなか時間がとれなかったのです。とはいえ、引き続きぼちぼち更新していきますので、今後ともお付き合いください。
[関連エントリ]
・ GTグローバルインベストメントは保有し続けるべきか
・ 「分からない金融商品には手を出すな」が、分かってくる
[関連カテゴリ]
・ 1.よもやま投資信託
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投資信託を趣味にしているビジネスマン、イーノ・ジュンイチです。いつもご愛読ありがとうございます!




初めまして。
恐らくカモファンドだって分かったのならばその時点で売ってしまったほうがいいのでしょうね。
だって持ち続けても損するだけでしょう。
ただ流動性が悪くて売れないのなら、困りものでしょうね。
そういう意味では買うときによくよく吟味しないといけないのでしょうね。
手数料が高くて成績がダメなファンドではまだ判断が簡単だと思います。
難しいのは手数料が高いけど成績がよいファンド。
私のポートフォリオではフィデリティ・欧州中小型株・オープンがこれです。
欧州株ファンドで手数料が安いものはないので、他に選択肢もないので、結局いまだに持ち続けていますが。
去年お別れする事が出来ましたが
三菱UFJ/メロン グローバルバランス
という高コストなバランスファンドが
なまじ成績が良かったので別れるのに苦労しました・・・
女癖が悪いのに収入が良い夫と別れられない妻
みたいなもんでしょうか(笑)
結局別れたのが正解なのかどうかは今はまだわかりません。
別れた後はETFやMMF等を自分で組み合わせて
低コストなマイ・バランスファンドを自分で作ってます。
信託報酬の差はは長期保有で効いてくるので将来的には別れたのが正解だったとなるのでしょう。
過去に組み入れ銘柄がどんどん私の感覚からは外れた方向に行ってしまったファンドがありました(コストはOK)。
丁度他に買いたいものがありましたので、損切りしてまで乗り換えてしまいました。
結果はそれで良かったと思うのですが、投信というものの性格を考えると、組み入れ銘柄には拘らず、何年でも放置すべきだったのかな?と思うところもあり悩みますね。
たっちさん、ちゃぼさん、TADさん、じゅん@さん、みなさんコメントありがとうございます。
どなたも、思い切ってうるのはなかなか難しい、というご意見は一致しているようですね...。
「認めたくないものだな、若さ故のあやまちというものを...」という名セリフが、ふと僕の脳裏を横切ります:-)。変な投資信託を買うのって、若さ故のあやまちに似てる気がします。そういうのを乗り越えて、みんな大人になっていくんですよねえ。ねえ。
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