2007年06月25日

3冊目の「ウォール街のランダム・ウォーカー」

僕たち個人投資家にとっての定番書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」に改訂版がでましたね。すでに従来版を持っているので買う気はあまりなかったのですが、本屋で見かけたとたんに欲しくなって、買ってしまいました。不思議なものです。

今回の改訂版は原著第9版の翻訳版で、表紙も新しくなり、行動ファイナンスの情報が追加されたそうです。「第九版へのまえがき」から。

大きな改訂としては、「行動ファイナンス」と呼ばれるまったく新しい学問分野を紹介し、それが個人投資家にもたらす教訓を中心に、新しく一つの章(第10章)を書き下ろした。

というわけで、僕にはこれで3冊目の「ウォール街のランダム・ウォーカー」です。

Randomwalkbooks

真ん中が、今回買った日本語改訂版(以下、第九版)。右側は、これまで本屋さんにならんでいた、原著の第8版の日本語翻訳版「ウォール街のランダム・ウォーカー(新版)」(以下、新版)。

そして左側は、たぶん、日本で最初に原著「A RANDOM WALK DOWN WALL STREET」の翻訳本として登場した原著第5版の日本語翻訳版「ウォール街のランダム・ウォーク」、(以下、第5版)です。

お気づきのように第5版のタイトルは「~ウォーク」なのですが、新版と第九版では「ウォーカー」になってます。「ウォール街のランダム・ウォーク」だと、ウォール街そのものがうろうろとランダムウォークしてしまいそうで原題「A RANDOM WALK DOWN WALL STREET」のニュアンスとは異なるために、変更したのでしょうか。

ふたたび、「第九版へのまえがき」から。

本書を世に出してから、三十五年あまりの歳月が流れた。

著者のバートン・マルキール氏は1932年生まれ。たぶん現在75歳。本書は彼のライフワークに近いのでしょう。その35年間に第9版まで版を重ねてきたことに対しては、こう述べています。

個人投資家のための総合的な投資指南書を目指す以上、その時々に利用可能な投資商品について知識を深めるために、頻繁に改訂する必要があったのだ。

僕は著者の長寿を願うとともに、いつか日本人によるこうした良質の個人投資家向け指南本が出ることを願っています。

さて、本書の感想ですが……まだ読んでないので、それはまたいずれ。ね。

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ガウス (2007/06/27 20:51:38)

この本って、邦題が変なんですかね。『ウォール街でランダムウォーク』にしておけば途中で変えなくて良かったのに。



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