2007年10月 8日

「投資信託の罠」あの週刊ダイヤモンドの特集が書籍に

いままでになく辛口の記事で投資信託の問題点にするどく切り込んだ、週刊ダイヤモンドの昨年の特集「投信の罠」。この特集をまとめたものが書籍として発行されました。

週刊ダイヤモンドの2006年12月2日号の特集「投信の罠」をこのブログで紹介したときに、僕は次のように書いています。

いま売りの週刊ダイヤモンド(12/2号)の特集は「投信の罠」。刺激的なタイトルですが、すごくまっとうな記事。保存版間違いなしです!

この特集では、投資信託の中でもぶっちぎりで大人気だった「グロソブ」を、「『お客よりも販売会社』のことを考えた商品だ」とばっさり切り捨て、それ以外の怪しい商品にも警鐘を発しました。そして「この特集で重ねて強調しているように、投信コストで最も注意すべきは信託報酬だ。」と、信託報酬にスポットを当てています。

これを読んで僕は、「ここまで堂々と正論を言ってくれる雑誌が出てきた!」と、胸のすく思いでした。

もちろん、僕以外の多くの方もこの「投信の罠」をブログで取り上げていて、投資信託に関係する人、興味のある人のあいだで大きな話題になりました。

週刊ダイヤモンドは、その後さらにこの特集を発展させ、2007年6月16日号では「金融商品の罠」の特集を展開。今度は山崎元氏が「日本の投信業界はなぜダメか」というコラムで投資信託協会会長である樋口三千人・大和証券投資信託委託社長に公開質問状を出して、ふたたび大きな反響を巻き起こしました。

そんな2つの、ある意味で投資信託にとっての“歴史的”な記事が、書籍になったそうです。「知らない人だけが損をする 投資信託の罠」です。

雑誌の記事は、どれだけ話題になっても翌週になれば書店から消えてしまい、入手が難しくなってしまいます。これが書籍となり、入手しやすくなって幅広い人が読めるようになったわけで、週刊ダイヤモンドを「読み逃した!」と思っていた方には朗報ですね。

[関連エントリ]
「投信の罠」週刊ダイヤモンドの特集は買いだ!
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1.よもやま投資信託

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