2008年03月30日

投資信託でも大事なのは、優秀な商品を選ぶことじゃない

“ポートフォリオで最重要なのはアセットアロケーション”という論文を、ずいぶん時間をかけて紹介し、解説してきました。ここから僕が思うのは、投資信託でも“優秀な一本”を選ぶが重要じゃない、ということ。

ポートフォリオ、つまりたくさんの株や債券やそのほかの金融商品を選ぶときに、もっとも大事なのは全体の割合のなかで、株をどれだけ買い、債券をどれだけ買うか、といったアセットアロケーションだということが、論文の結論であったわけです。

しかも、その重要さは、結果の約90%を支配するものであり、一部に反論はあるものの、どうやらそれが金融業界の常識になっているようです。

だとすると、だとするとですよ。これを応用して考えれば、複数の投資信託で資産運用を行う場合も、個別の投資信託のパフォーマンスが良い、悪い、ということではなく、全体としてどのようなアセットアロケーションを行うのか? ということこそが重要だ、といえないでしょうか?

・どの日本株投信を選ぶか、よりも、全体の中での日本株投信の割合こそ重要
・どの債券投信を選ぶか、よりも、全体の中での債券投信の割合こそ重要
・どのBRICs投信を選ぶか、よりも、全体の中でBRICs投信の割合こそ重要

アセットアロケーションこそ重要、というのは、こういうことなんじゃないですかねえ。

ずいぶんごぶさたしておりました。4月に入ると時間ができるのでもっと更新のペースがあがると思います。

[関連エントリ]
アセットアロケーションはどれほど重要か? 20年の議論の軌跡
論文「Determinants Of Portfolio Performance」の要約

[関連カテゴリ]
C.アセットアロケーション

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