2008年07月 8日
銀行からの自動引き落としに対応してる証券会社を調べてみた
新興国向けの投資信託をいろいろ選んでいる際についでに調べたこと。投資信託の自動積み立てサービスを利用する場合、銀行から自動引き落としができる証券会社のほうがずっと便利です。
投資信託を運用するうえで、いちばんラクチンでかつ確実な方法としてもっとも僕がオススメする方法は、投資信託の自動積み立てを行うこと。つまり、毎月1 万円とか3万円とかを自動的に銀行の口座から引き落としてくれて、そのお金で投資信託を毎月コツコツ買い続ける、というもの。
こうした、毎月一定額を積み立てる運用は、ドル・コスト平均法、という名前で呼ばれたりもします。
最近は、証券会社もこの自動積み立てサービスに力を入れるところがでてきていて、それぞれ独自の名前でサービス展開していたりします。
ただし証券会社によって、銀行引き落としをしてくれるところと、そうでないところがあるのです。僕が調べたところ、フィデリティ、マネックス、三菱UFJ、ジョインベストの4つの証券会社では、銀行引き落としに対応しているようでした。
証券会社名 | 積み立てサービス名 | 引き落とし可能な銀行 |
---|---|---|
フィデリティ証券 | ステップ・BUY・ステップ | どの銀行からも引き落とし可能 |
マネックス証券 | 投信積み立てプログラム | どの銀行からも引き落とし可能 |
三菱UFJ証券 | らくだん | どの銀行からも引き落とし可能 |
ジョインベスト証券 | 投信積立 | どの銀行からも引き落とし可能 |
カブドットコム証券 | ファンド星人 | 三菱東京UFJ、三井住友、みずほ、スルガ、ジャパンネット、ゆうちょ、大垣共立 |
投信スーパーセンター | つみたてサービス | 引き落とし不可 |
SBI証券 (イートレード証券) | 積立買付サービス | 引き落とし不可 |
楽天証券 | 投信積立サービス | 楽天カード経由でどの銀行からも可能 |
さわかみ投信 | 定期定額購入サービス | どの銀行からも引き落とし可能 |
セゾン投信 | 定期積立プラン | イーバンク銀行、ソニー銀行、新銀行東京および一部信託銀行を除く銀行から引き落とし可能 |
ゆうちょ銀行 | 自動積立投資 | ゆうちょ銀行 |
トヨタFS証券 | ファンド・ツミタテ | どの銀行からも可能。自動引落サービスとの組み合わせで。 |
これ以外にも情報があればぜひお寄せくださいませ。
銀行引き落としができない証券会社では、あらかじめその証券会社のMRFや預かり口座にお金をためておいて、そこから投資信託を買い付けていくという仕組みになります。つまり、毎月マメに証券会社にお金を振り込むか、あるいは何か月分かをまとめて証券会社に振り込んでおき、ときどき残高をチェックして足りなくなったら追加を振り込む、といった手間が必要になります。
しかも証券会社に預けておいた残高が足りなくなっていたら、毎月の買い付けが止まってしまいます。
というわけで僕は「銀行引き落としができる証券会社」というのも、お付き合いする証券会社の条件の1つになっているんですね。新興市場向けの投資信託を選ぶ際にも、自動積立をしようと考えていたので、結局はフィデリティのステップ・BUY・ステップで買うことにしました。
[7/9追記]
コメントでいただいた、楽天証券、さわかみ投信、セゾン投信の情報を追加しました。
[7/20追記]
ゆうちょ銀行を追加しました。
[10/13追記]
コメントでいただいた、トヨタFS証券を追記しました。
[関連エントリ]
・ ドル・コスト平均法の欠点と、あまり語られない利点
・ ドル・コスト平均法はどれだけ役に立つか?
・ フィデリティの積み立てが電話一本で開始できるようになった
・ 販売手数料が無料で毎月積み立てができる、グローバルなインデックス型投資信託は
・ 「ファンド星人」で毎月投資信託を買い増しする
[関連カテゴリ]
・ 8.証券会社はどこがいい?
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楽天証券は「楽天カード(クレジットカード)を経由してのみ自動引き落とし対応」という変則的な形になっています。
http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/ss/side/fund_s/index_rulu.html
あと、証券会社じゃないですが、さわかみは全銀行OK、
セゾン投信はイーバンクやソニーなど一部銀行だけが不可となっていますね。
http://www.saison-am.co.jp/teiki/teiki.html
お疲れ様です。
フィデリティを使っていますが、意外と使い勝手いいですよ。。とはいえ、ネットだけで全ての処理が終了せず、印刷してはんこを押して、ふぃでりティに送信する必要がありますが~。
情報ありがとうございますー!助かります。追加しておきます。
銀行引き落としでカブドットコムとジョインベストを使ってますが,両者には少し違いがあるような気がします.
カブドットコムは,直接カブドットコムが引き落としているような気がするのに対し,ジョインベストの場合,JCB の収納代行を使っていることです.
最終的には引き落とされて,投信の購入に使われるので同じなのですが,収納代行を使った場合,引き落とされてから購入されるまでに一定期間空白が出来ます.
今は改善されているのかも知れませんが,この空白期間にジョインベストの口座情報には引き落とされた金額が反映されず,なんかすっきりしませんでした.もちろん銀行の方にはちゃんと引き落とされた事が記録されていますから,間違いはないのですが,その先の口座にその情報がないのは,少し不安になりますね.逆にカブドットコムは引き落とされたら,次の営業日には即購入され,口座情報に反映されるので,なんか安心でした.
運用の成績なんかには全く関係ないのですが,こういう細かい所でも,お金を預けているのですのですから,ちゃんと安心感が得られると良いなと思ったりもします.
直接関係ない話ですみません.
実際に証券会社とお付き合いしてみないと分からない、使い勝手ですね。お金が引き落とされても、反映されていないのはたしかに不安ですね。
代行会社を経由しているかどうかは書かれていないことが多いですが、事前に知ることは可能ですよ。
普通は引き落とし日と約定日には7営業日程度の間があります。
このことは自動引き落としの説明に必ず書いてあるはずです。
カブドットコムが引き落としの翌営業日に約定可能だったり、引き落とし日を任意に選べるのはMUFG内の証券会社だからで、むしろこちらの方が例外的です。
ついでに触れておくと、この「引き落としの翌営業日に約定」「引き落とし日を指定可能」というのは銀行で販売されている投信の数少ないメリットの一つですね。
トヨタFS証券も自動引き落とし&積み立て
が可能です。
ひろんさん、情報ありがとうございます! 追加しました。
こんにちは、ネット検索してたらこちらのページを見つけました。
ネット証券ばかりだと見落としがちですが、野村證券・日興コーディアル証券も銀行自動引き落としでの投信積立対応してますよ
http://www.nomura.co.jp/retail/plan/tsumitateclub/fund/index.html
http://www.nikko.co.jp/eztrade/products/tsumitate/index.html
あと、マネックス証券はセゾンカード(カードde自動積み立て)を経由しての引落とトヨタFS証券の自動引落サービスは、MRFや円MMFの積立も可能なので、銀行の積立定期預金代わりとしても使えます。
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