2008年08月30日
ファンドの海のこれから
何かをやりはじめたら夢中になってて止まらなくなってしまった、という経験、ありますよね? ちょうど今そんな感じで、いろんなことをこの「ファンドの海」で実現していきたいと思っているところです。
いろんなこと、とはどんなことか?
もちろん、このブログはこれからも更新し続けていきます。ブログを書き続けることが、自分にとっていちばんの勉強です。ここが出発点となって蓄積、発展したものがまとまって、解説サイトとしての「投資信託のガイド」ができましたし、ツールとしての「投資信託の道具箱」になったわけですからね。
ブログではいままでどおり、日常的に投資信託で調べたり、分からなかったことをつづっていくことが中心になると思います。それだけでなく、いま取りかかったままになっている「長期投資でリスクが減るのか?減らないのか?」論争を突っ込んで調べたいですし、個人投資家にとってのアセットアロケーションはどういった考え方で作っていけばいいのか、についてもいろんな意見があるようなので、調べていずれまとめてみたいものです。
解説サイト「投資信託のガイド」は、僕の中ではまだまだ書きかけです。例えば、インデックスファンドでよく使われるインデックスにはどんなものがあるのか? 為替ヘッジはしたほうがいいのか?といった基本的な部分でもまだ欠けている内容がありますし、アセットアロケーションについては、もっともっと説明を充実させていきたいですね。
特に、「投資信託の道具箱」で期待リターンとリスクが気軽に計算できるようになったので、効率的フロンティアの意味とか、そういったものについても説明を増やしていきたいなと思っています。
「投資信託の道具箱」は、複利計算のツールを作りたい。頭金と、利回りと、毎月の積立金額を入れて複利で回すと、何十年後にいくらになっているか、をシミュレーションできるツール。これがあれば、自分の目標金額に対して利回りがいくらあればいいのかが分かります。そうすれば、アセットアロケーションの試行錯誤をするときに、期待利回りをいくらに設定するのかが決めやすくなりますからね。
それから、資産クラスと短期資金を入れると、理想的なアセットアロケーションを計算してくれるツールなんかもあると楽しいですよね。この辺もいま勉強中です。
僕はこの「投資信託の道具箱」で実現したような、プログラムを動かすことで分かりやすく説明する、ということの可能性がもっともっとあるのではないかと思っています。特に金融は結局は数字ですから、プログラムに置き換えやすい。いろんなツールのアイデアを考えていきたいし、考えるのは楽しいです。しかもこれは雑誌や書籍では絶対にできない、ネットだからこそできる方法です。
書籍紹介もさらに増やしたいと思っています。いまは「投資信託の専門書店」というサイトを公開しています。これはAmazonのシステムを利用しているのですが、これだと本の紹介を短い文章でしか表現できないので、なにかうまい方法がないか考えなければなりません。普通に投資信託専門の書評サイトにしてしまうかもしれませんね。宿題です。
さらにさらに、独自の投資信託ランキングサイトも作れたらいいなと思っています。そんな大それたものではなくて、投資信託協会のサイトから、信託報酬と販売手数料の安い投資信託を分野別に10本ずつくらい選んできて、それにコメントを付けたようなサイトでいいです。それだけでも参考になるサイトにできるのではないかなと想像しています。
こうやって、投資信託をこれから選ぶ人、いま投資している人、これからも投資し続ける人にとって、役に立つサイトに育っていけばいいなあと思っているところなのです。
あ、でも、夢は広がるのですが、さすがに本業に影響するとまずいので、できる範囲でちょっとずつ、でも頑張ってやっていけたらなあ。
今年で10周年となった「ファンドの海」、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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