2008年08月19日
投信協会が運用会社へ立ち入り調査
投資信託の運用会社へ立ち入り検査、というのはなんだかちょっとキナ臭い気もしますが、表題のとおり、投資信託協会が9月から運用会社へ立ち入り調査を開始するそうです。
8月14日に、NIKKEI.NETが報道した記事から引用します。
社団法人の投資信託協会は9月にも、投資信託を運用する会社を対象にした初の立ち入り調査に乗り出す。投信の基準価格を正確に算出しているかどうかなどの投資家保護策や、法令順守体制などを重点的に点検する。
なぜこういうことになったのか、はっきりした理由は書いてありませんが、上記の次のくだりに「株価が低迷して運用会社にも投資家からの苦情が寄せられていることなどを踏まえ、トラブルを未然に防ぐ体制づくりを強化する。」とのこと。
投資信託協会に加盟する会社は133社あるそうですが、今後定期的に、1年間で7―8社程度に入り調査をするのだそうです。投資信託協会のホームページには、今日現在この件に関する情報はありませんでした。
こうして業界自体が健全性の維持に取り組むのは非常によいですね。ただ、そもそも投資信託協会は投資信託の会社の集まりですから、身内に対して厳格に調査できるのでしょうか。立ち入り調査がどんなものなのか、情報はありませんが、どうせやるのであれば第三者的な立場の人を加えてしっかりやってほしいですね。
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