2008年10月10日

大暴落の時どうすればいいのか、過去の歴史から学んでみる

大暴落の歴史から学ぶための本として、ジェレミー・シーゲル氏の本「株式投資」があります。この本を開くと、わずか3ページ目に大暴落のときの教訓がこう書いてあります。

1929年の株価大暴落のときにどうすればよかったのか。

毎月15ドルの投資を辛抱強く続けていれば、実は4年以内に短期国債(財務省短期証券)の投資利回りを超える利回りを手にすることができたのだ!

シーゲル氏は、株式投資をはじめるタイミングが、たとえ1929年に起きた世界大恐慌で株価が大暴落する直前という最悪な時期であったとしても、ある程度の期間投資しつづけるのであれば、株式投資には優位性があることを伝えています。

このページの最後には、はっきりとこう結ばれています。

たとえ1929年の大暴落の時でさえ、株式への長期投資の優位性は変わらなかったのである。

この歴史から学べることはただひとつ。どんなときでも投資し続けること。です。

[関連エントリ]
僕は株価が下がって冷静な判断ができなくなった、ことがある
あのときは「買っておけばよかった」と思ったはずなのに
大和と野村に電話してみたけど国内MMFは影響なさそう
米国ではMMFの元本割れが発生中

[関連カテゴリ]
1.よもやま投資信託

[広告]

[ブックマーク]  Yahoo!ブックマークに登録

≫次 : もう1つ、大暴落の時どうすればいいのか、過去の歴史から学んでみる
≪前 : インデックスファンドを作った男、ボーグル氏がビデオで語る“現在”

前回の記事「投資スタンス」に寄せられたご意見 [梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)から]

現状と今後の投資方針についての整理 [のらFPのブログから]

あつまろ (2008/10/11 3:03:08)

あつまろです。
未読ですが、シーゲル博士もそういう結論を出されているとは、継続して投資をしようとするわたしにとっては、勇気づけられます。

ファンドの海管理人(イーノ) (2008/10/11 10:35:31)

あつまろさん、こんにちは。まだ僕もこの本は読みかけなのですが、シーゲル博士は結局、いつでも株式投資がよいのだ、というのを膨大な資料で裏付けようとしているみたいなんですね。

愛犬クロリス (2008/10/11 23:54:15)

買いましたが、未読です。
今、「イェール大学CFOに学ぶ投資の哲学」を
読んでおり、その後に読みます。
これもインデックスファンドが大変良く、かつ
バンガードのそれらを絶賛しています。
また「ウォール街があなたに知られたくないこと~」も良書でした。敗者のゲーム、ウォール街のランダム・ウォーカーと比べても遜色ない内容でした。

ファンドの海管理人(イーノ) (2008/10/12 16:34:49)

愛犬クロリスさん、こんにちは。「ウォール街があなたに知られたくないこと」は聞いたことがあります。こんど機会をみて読んでみますね。



[トラックバックURL]


[コメントを書く]

名前:
Mail:  (必須です。ダミーでも可)
URL:  (必須ではありません)