2008年11月13日

僕は「強いインデックス投資家」ってわけじゃありません

インデックス投資家には2種類あるのではないか、と僕は勝手に考えています。「強いインデックス投資家」と「弱いインデックス投資家」。でも、ケンカの強さではありません。

強いインデックス投資家は、こう考えています。「投資するならインデックス」。それゆえ、人は彼/彼女を「インデックス投資家」と呼ぶのです。

そう考えたとき、僕は「強いインデックス投資家」ではないのです。僕は「弱いインデックス投資家」なのです。なぜなら僕は、こう考えています。「投資するなら信託報酬の安い投資信託」。

そして結果的に僕が選ぶ投資信託の多くが「インデックス型投資信託」なのです。だから「弱いインデックス投資家」。

「強いインデックス投資家」がなぜインデックス型投資信託を選ぶか、というと、彼らの主なロジックとしては「アクティブ型投資信託よりインデックス型投資信託のほうがリターンの期待値が高い」ことがあります。細かい議論はここでは省略しますが、統計的にいえば、アクティブ型のリターンの期待値は信託報酬が高額な分下がってしまい、信託報酬が安いインデックス型投資信託のほうがわずかながら期待値が高い。すなわち高いリターンが期待できるのです。

でもこれには前提条件が2つ。1つは、インデックス型投資信託の信託報酬がアクティブ型より安いこと、そして市場が十分に効率的であること。

僕は以前に何度か、「日本国内ではアクティブ型のほうが有利な部分があるのではないか」という趣旨のエントリを書いたことがあります。その考えはいまも僕の中に残っています。例えば、日本の株式でも特に小型中型株への投資は、やはり目利きのほうが市場平均よりも有利な結果をだせるのではないか、ということはいまでも思っています。実際に、その市場向けのアクティブ型投資信託「Jオープン」を保有して投資し続けていますしね。

だから、僕は「市場が十分に効率的である」という前提条件には部分的な疑義を持っていて、だから「信託報酬が安い」という要素のほうを投資信託選びでは重要視しているのです。そして結果的に選ぶのが「インデックス型投資信託」であるだけです。もしもインデックス型投資信託と同等もしくは安いアクティブ型投資信託があるのなら、僕にとってはそれは十分検討に値する商品になるはずです。

僕が「インデックス投資家」と呼ばれることが最近増えてきたので、あえて自分がどう考えているかを少し細かく書いてみました。 こう考えている人は、ほかにもいるのかな?

次回、もう少し続けてこのテーマで書きます。僕は「アクティブかインデックスかは、実はどうでもいいのかも」とも考えているのです……

[関連エントリ]
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1.よもやま投資信託

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ベム (2008/11/14 11:12:10)

はじめまして

私もコストが安ければインデックス・ファンドにはこだわりません。効率的市場仮説を信じていませんので。私がインデックス・ファンドを買う理由を以下にまとめています。よろしければご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/bem21st/20081107/p1

厳密なパッシブ運用を行うにもそれなりの手間(=コスト)がかかるし、インデックス採用銘柄の入替え時にコバンザメ投資家のエジキになるのもシャクなので、トラッキングエラーを意識せず、頻繁な売り買いもしない「ゆるいパッシブ運用」をするアクティブ・ファンドがでてこないかなぁと思っています。もちろん信託報酬格安で。

あと私もJオープンなど小型株ファンドにも投資しています。

fundstory (2008/11/16 23:16:53)

私も「弱いインデックス投資家」に入るかな。インデックスに連動することが目的というよりもコスト面でインデックスファンドを選んでいるという感じです。
ただ、インデックスファンドと同じくらい低コストのアクティブファンドが出たら、ん~、やっぱりインデックスファンドの方を選んでしまいますかね。アクティブファンドはアクティブに運用するので、振れ幅がインデックスファンド以上に大きくなりそうだというのが、理由です。あれこれアクティブファンドを探すのも疲れるので、インデックスファンドでいいやというのもありますね。そうやってだんだんと「強いインデックス投資家」に傾いていっているのかもしれません(汗)。

のら (2008/11/22 23:42:08)

信託報酬の低いファンド、って点を突き詰めていくと個別銘柄の倍アンドホールドに行き着いてしまうんですよね(;゚Д゚)

週刊ダイヤモンドの投資特集記事や木村剛氏の投資戦略の発想法も版を重ねるごとにファンドから個別銘柄に方向性がうつっているように感じます。



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