2008年11月 7日

「株価はきっと上がる」 だけど「為替」は?

シティバンクからも大和証券からもセールスの電話が僕にかかってきます。「いま、為替がずいぶん動いてますよね。外貨はいかがですか?」と。ニュースでも、外貨ショップが人気で人が並んでいるそうです。為替は今後どうなるのでしょう?

僕は長い目でみれば株価はきっとまた上がっていくと信じています。資本主義は多少形を変えても続くし、富は、それを望もうが望まなかろうが、人類全体としては増えていく、と僕は信じていますから、それを示すインジケーターとしての株価はきっと上がっていくはずです。

そう信じることに賭ける、という意味で僕は投資信託を通じて世界中に投資を続けているつもりです。

では為替は?

正直に言って、為替がこれからどうなるのかよく分かりません。

為替は富が増えたりするのとはあまり関係なく動きます。ドルが下がれば円が上がる。ユーロが上がればドルが下がる。あくまでゼロサムです。ドルが上がって円も上がってユーロも全部上がる、なんてことは起きません、残念ながら。

もちろん、為替はときに上がり、ときに下がるとすれば、いまドルが安いときに買って、高くなったときに売ればいいのでしょう。けれど、長期的に株があがるのと同じようにドルが上がる、とは思えません。少なくとも為替に賭けた長期投資、というのは僕は聞いたことがありませんしね。為替はつねにタイミングに賭けなければならないはずです。

「もうそろそろ売る頃かな、どうかな」と毎日為替を気にしながら生活する、というのは僕はあまり楽しめそうにありません。しかも「ああ売り時を逃したかも、また待つか」なんて、小さな後悔もしたくないですしね。

だから為替の差益で儲けたいということはあんまり考えていないのが、いまのところの僕のスタンスです。

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bcshu (2008/11/08 7:11:44)

「為替に賭けた長期投資」といえば、FXでのいわゆる「スワップ派」が相当するのではないでしょうか。スワップポイントも含めて「ゼロサム」だということを理解するまで、私もしばらくの間は「外貨預金より有利な金利」などという彼らの言葉を鵜呑みにしていました (幸運にも実践はしていませんが)。

Sean. (2008/11/08 23:23:21)

●為替の長期投資

固定相場時代の$1=360円、あるいは1973年12月変動相場制当初の$1=277円として、円の価値は3~4倍になっています。このとき円に投資したアメリカ人がいたとしたら確実に儲かっているでしょうね。事業会社で都心に土地を買ったとか。。。予測は難しいでしょうか?

●経済発展と株価の関係

このところのイーノさんのエントリを拝見するに、「仕事や他にやりたいことがあるのに、売買のタイミングなんて見ておれない。」と感じておられるのでしょうか(誤解ならご容赦願います)。 確かにこのところの価格変動は厳しく、リスクを低減してくれてハラハラせずに済む方法を見つけたいものだと思います。

しかし、金融資産規模が実物経済の規模の3倍にもふくれあがった状況においては、(投機的?)金融需給動向を無視することは出来なくなっていると思います。特に、ピーク・ボトムのファットテールが発生するタイミングをしっかり押さえないと怪我をします。

> 資本主義は多少形を変えても続くし、富は、
> それを望もうが望まなかろうが、人類全体と
> しては増えていく、と僕は信じていますから、
> それを示すインジケーターとしての株価は
> きっと上がっていくはずです。

確かにその通りだとは思います。でも、その成長トレンドに比べて変動幅がどれくらいの周期でどの程度の大きさで発生するかが問題です。バブル絶頂時の日経平均38,915円は、生きてる間に再度達成できるのでしょうか?ロスチャイルドのような大富豪が子孫のために蓄財するのであれば、100年単位で投資できるでしょうが、私のような小金を貯めたサラリーマン退職者は10年経ったら損をしていたというのでは目も当てられない。30代40代の投資家が老後資金の蓄財をしているのだとしても、10年ごとにトータルリターンが0になるのだとしたら、途中で利益を確定せざるを得ないですね。ですから、日々の動き、週毎の動きに一喜一憂するのではなくて、5年10年単位でのファットテールを見定める必要があると思っています。昨年来の大幅な相場下落での私の感想です。

小生のブログに長期的トレンドに関する見解を少し載せています。投資スタンスは異なりますが、何かのお役に立てばと思います。



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