2008年11月15日

インデックスかアクティブかは大した問題ではない。いちばん大事なのは…

インデックス投資家に「強いインデックス投資家」と「弱いインデックス投資家」がいるとすれば、僕は消極的にインデックス投資を選んでいるという意味で「弱いインデックス投資家」に分類されます。

というお話を前回しました

それだけではなく、僕は実はインデックス型投資信託へ投資するのか、アクティブ型投資信託へ投資するのかは、それほど大した問題でも、大きな違いでもないと思っています。

なぜなら、投資の結果を左右する最大の要素は「アセットアロケーション」だからです。

僕がアセットアロケーションの重要性についての論文を調べるのに、2007年から2008年にかけての年末年始の休みをすべて使い、その成果をこのブログで発表したことは、以前からこのブログを呼んでいただいている方ならご存じだと思います。詳しくは、その僕の成果を集めた下記の記事を読んでいただくとして。全部読んでるヒマはない、という方は、「アセットアロケーションはどれほど重要か? 20年の議論の軌跡」をお読みください。

“アセットアロケーションが重要”という説の起源を探す
論文「Determinants Of Portfolio Performance」を入手する!
論文「Determinants Of Portfolio Performance」の要約
“ポートフォリオ・パフォーマンスの決定要因”要約の解説(その1)
“ポートフォリオ・パフォーマンスの決定要因”要約の解説(その2)
アセットアロケーションはどれほど重要か? 20年の議論の軌跡
徹底解説:パフォーマンスの決定要因の分析に使われたデータ群
徹底解説:パフォーマンスの決定要因を分析するフレームワーク
徹底解析:パフォーマンスの決定要因は回帰分析で求められた

結論として、アセットアロケーションをどうするかによって、投資の結果の8割から9割が決定されると考えるのが合理的です。となれば、個々の投資信託がインデックスか、アクティブか、というのはそれほど大きな問題ではありません。十分に分散されたポートフォリオが作れるのなら、どちらでもよろしい。

僕が、インデックスかアクティブかよりも、信託報酬が安いかどうかのほうを優先させて考えているのは、このことも理由の1つなのです。

ただし、インデックスのほうにはもう1つ利点があります。それは過去のデータが揃っているため、アセットアロケーションを設計しやすい、ということ。日本株ならTOPIX、外国株式ならMSCIコクサイ、といったインデックスは過去のデータが分かっていますから、それを基にリスクやリターンの予想を計算できる。過去のデータが取得しにくいアクティブ型投資信託よりも、こうした点はインデックスのほうが有利というか扱いやすいわけです。

ちなみに、過去のデータによってリスクとリターンを予測することは、僕が作ったツール「アセットアロケーション分析」で誰でも簡単にできます。ぜひ触ってみてください。

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1.よもやま投資信託

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