2009年08月17日
投資で人間に勝ったオウムに教えてもらえること
投資家のための定番書「ウォール街のランダムウォーカー」には、次のような有名な一節が登場します。
目隠ししたサルに新聞の相場欄めがけてダーツを投げさせ、それで選んだ銘柄でポートフォリオを組んでも、専門家が注意深く選んだポートフォリオとさほど変わらぬ運用成果をあげられることを意味するからだ。
これは市場がランダムウォークならこうなるはずだ、ということを説明するための比喩なのですが、現実にサルではなくオウムでこのことが実証されてしまった例が報道されています。
AFPBBNewsが8月8日に報道した記事「株式投資コンテストに出場のオウム、人間押しのけ3位に 韓国」によると、人間に混じってダルギ(Ddalgi)」という名前の5歳の雌のオウムが投資コンテストに参加。オウムのダルギはサムスン電子(Samsung Electronics)など優良30銘柄を表すボールをくちばしで無作為に選ぶという方法で銘柄を指定したとのこと。
人間の投資家はコンテスト期間中に平均190回の取引を行い、ダルギには7回だけ株を売買する機会が与えられた結果、10人の人間の投資家の多くをしりぞけて3位に入賞したとのことです。
主催者は「優良株に長期投資するのが安全で効果的だということを証明している」と語っているそうなのですが、僕は、190回も取引したって7回の取引に負けるってことは取引が多くても何の意味もないんだなあ、というところが印象に残っています。
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買ったらじっと持ってるだけの方が、さらにウエイト(銘柄選択だと日本株かな?)を大きくしなくていいと思います^^
個別トレードのときに散々チャットをして情報交換をしていたのですが、統計的には何を買っても似たような結果(たまに突出もあるが・・)だったような気がします・・
ただ、長く持ってもリターンが保証されるわけではないので、あまり勝ち負けにこだわらず資産全体で見ていくのがベターに思えます。
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