2009年11月15日
投資家向けの情報発信をする会社QUICKに行ってきました
QUICKは日経グループの金融情報サービス会社で、投資に関する情報を証券会社や投資家向けなどに提供する会社なわけですが、そこの方が一般投資家の話を聞いてみたいということで、たまたま僕にコンタクトをとってこられたので、お会いしてきました。
先日の三菱UFJ投信主催のブロガーセミナーに続き、個人投資家、特にデイトレみたいな人ではなく、投資信託で長期投資しているブロガーの意見を聞きたいという企業さんがでてきているのは個人的にとてもうれしく思います。というわけで、のこのことQUICKさんまでおうかがいしてきました。
場所は日本橋にある日本橋三井タワーというビル。お会いした方は2006年から個人投資家向けのサイト「MoneyLife」を担当されていらっしゃる方で、ETFのコーナーも開設して、これからさらに個人向けの情報も充実させていきたい、とのお話でした。
いいですね、投資信託関係の個人投資家向けの情報の充実は望むところです。僕としては次のようなお話をざっくばらんにしてきました。
・ ETFも含め、僕の周りの投信ブロガーでは信託報酬の安さにみんな注目している。人気が高いのはみんなそう。
・ 信託報酬安い順の投資信託ランキングはどうか。もちろん、そんなにしょっちゅうランキングが変動するわけではないが、個人投資家が投資信託を選ぶ際の参考になると思う。
・ 数カ月後、数年後の予想ではなくて、僕たちがリタイアする数十年後という長期の経済シナリオについての情報はどうか。もちろん、いろんなシナリオがあると思う。
・ その長期シナリオと一緒に、それに沿ったアセットアロケーション案などがあると、長期投資のために参考になると思うし、そうやって「投資商品を選ぶ」のではなく「アセットアロケーションを考える」ことが長期投資で大事な要素だ、ということも伝えられるといい
・ 個人がアセットアロケーションを考えるときのそもそものデータとなる、過去のいろんなインデックス指標のデータがほとんどない、そういうのを公開してくれるとうれしい
・ また、アセットアロケーションの組み方の指南などもあまりないので、連載なんかもいいかも。
・ 投資信託ごとの過去のトラックレコードを元に、個人のポートフォリオのリスク分析などができると情報提供会社ならでのサービスではないか
などなど(ほかにも思い出せない話題もあったとは思いますが)、ビジネスになるならないは気にせずに、思いついたことをお話ししてきた、という感じです。担当者の方も率直に耳を傾けていただき、建設的な会話になったのではないかと思いました。
担当者の方は「個人投資家の飲み会などあればぜひ呼んでください」というほどいろんな声に耳を傾けたいとのことでしたので「じゃあ機会があればみんなと相談しますね」と答えておきました。
担当の方は、きっとこのブログをご覧になるはずなので、「ほかにもこういう情報があるとうれしい!」という要望があればコメント欄にぜひどうぞ。
こうして個人投資家にとっての投資環境が情報の面からも充実するといいですね。
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