2010年04月10日
三菱UFJ投信の社長とモーニングスターの社長、ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤーに言及!
先日、ネット経由でビデオの中継ができる「Ustream」というWebサイトで、モーニングスター 朝倉社長と、三菱UFJ投信の後藤社長が対談する、という特別番組が放送されました。
いまは以下をクリックすると録画されたものをいつでも見ることができます。
「スペシャル対談 後藤俊夫氏(三菱UFJ投信)×朝倉智也(モーニングスター) ネット時代の投資信託について語る!」2010年3月31日19:00~19:30 東京
フィナンシャル・ジャーナリストの竹川さんがブログ「Ustreamライブ中継]」で内容を詳しく書かれていますが、僕も少し印象に残った点を書いておきます。
まずは、三菱UFJ投信の社長とモーニングスターの社長がネット中継で対談するという企画そのものに驚きました。ネット経由で見るオーディエンス、つまり明らかに20代、30代、40代を意識していることです。
番組中でも後藤社長がおっしゃっていましたが、投資信託のいまの主戦場というのは退職金を手にしている世代です。しかしこの番組はその下の現役世代を狙っていることは明らかで、そうした動きがあること自体、そのターゲットに入る僕にとってとても喜ばしいものだと思っています。
そしてもう1つは、お二人ともイベント「インデックス投資ナイト」や、そこで表彰された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」について番組中で言及されたこと。ネットの向こう側にいるオーディエンスが何をしているのか、動向をしっかりと認識されていることです。運営にたずさわっている一人として、ちゃんと認識していただいていることをうれしく思います。また、モーニングスター自身もアワードを主催されており、立場上は競合アワードなわけですが、そんなこと気にもされずにおおらかに扱っていただいていることには感謝したいです。
さて、番組中で気になった発言を少し拾ってみます。
朝倉氏から質問「eMAXISは信託報酬が安いのですが、これで採算は合っているのですか?」
後藤氏「現状ではまったくあってません!」
おおお、はっきりと言う。まあまだこの規模では合わないのでしょうね。
朝倉氏「規模が大きくなったら信託報酬はさげるつもりなのか?」
後藤氏「理想は運用会社と受益者のWin-Winなので大きくなってくれば信託報酬もさげさせていただいて、次のWinのステージへ行くことも考えていきたい。」
まあ、さすがにはっきりと「下げます!」と断言するには早すぎると思いますが、前向きには答えていらっしゃいましたね。
朝倉「ブロガーミーティングをやっているそうですが、その意義は?」
後藤氏「投資信託にもっといろんな付加価値をつけようじゃないか、投資家の人たちと対話しながら一緒にファンドを作ろうじゃないかと。それでブロガーのみなさんといろいろ話ながら、改善しながらやっていこうとしています」
三菱UFJ投信さんがブロガーミーティングを開催されていることは何度かこのブログで紹介していますが、ちゃんと社長さんも支持されている活動であることが分かって、僕はかなり安心してます。こうやって一般投資家と対話しようとしている会社は応援したいです。そして、それが他社にも広がっていけばいいなあと思います。
[関連カテゴリ]
・ 1.よもやま投資信託
[広告]
≫次 : 「過去のリターン平均は5%です」←算術平均、幾何平均の2つがある
≪前 : 三菱UFJ投信のブロガーミーティングで分かったこと、実はeMAXISは配当ありをベンチマークにしていた
世界のREIT (2010/04/11 13:30:44)
退職金が 誤字で「対職員」になっていましたよ。
それはさておき、やっぱり「採算」があっていないのですねえ。どの位が採算ラインなのでしょうね。
[トラックバックURL]