2010年04月 4日
三菱UFJ投信のブロガーミーティングで分かったこと、実はeMAXISは配当ありをベンチマークにしていた
以前のエントリ「三菱UFJ投信のブロガーミーティングが再び開催されます。来月、3月10日です」でお知らせしていたブロガーミーティングが終りました。すっかり報告が遅くなってしまいましたが…
今回も濃い話題で盛り上がったブロガーミーティングなのですが、僕的にポイントだったのは、eMAXISのベンチマークについてでした。
eMAXISはインデックスファンドとしてTOPIXやMSCIコクサイなどのインデックスに連動することを目指した運用をしているのですが、例えばTOPIXには配当ありTOPIXと配当なしTOPIXがあります。これはこのブログの以前のエントリ「TOPIXには「TOPIX」と「配当込みTOPIX」の2つがある!」でも取り上げた話題です。
株主は株式の値上がりと、配当の2つによって株式のリターンを得るわけですから、投資信託を通じて株式のリターンを得るのならば、当然ベンチマークは「配当込みTOPIX」がふさわしいわけです。
ところが、公式にはeMAXISのベンチマークは「(配当なし)TOPIX」だし、ほかのインデックスについても配当なしをベンチマークとしています。
というわけで「なんで配当なしTOPIXがベンチマークなんでしょうか?」と、僕はブロガーミーティングで質問しました。
答え。「実は社内的には配当ありのインデックスをベンチマークとしていますし、私(答えてくれたのは運用担当の人)の評価も配当ありベンチマークを基準に行われています」とのことで、どのインデックスでも配当ありが運用のベンチマークになっているとのことでした。
しかし、一般にニュースなどで報道されているインデックスは全部配当なしの値なので、分かりやすさのために対外的な発表では「配当なしインデックス」をベンチマークにしているとのことでした。
はい。これは非常によいことだと思います。おそらくほかの運用会社でも、内部的には配当ありインデックスをベンチマークにしているところは多いはず。
こういったことが、ブロガーミーティングのような直接、一般投資家と運用会社がコミュニケーションすることではっきりと伝えられるというのはとてもいいな、と思いました。
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