2010年12月 5日
賢者の運用術「ほったらかし投資術」が届いた!
山崎元さんと水瀬ケンイチさん共著で、投資信託関係者が今年もっとも注目する書籍:-)「ほったらかし投資術」が届きました。Amazon.comではまだ予約中で発売前のようなのですので、たぶん書評一番乗りです! さっそく中身をご紹介。
こんなに早く本を手に入れることができたのは、実は水瀬さんの執筆をちょっとだけお手伝いさせていただいたこと、それから書籍中にある「ブロガー列伝」の一人として登場しているからなんです。それで水瀬さんから出版社経由で一冊ご献本いただきました。感謝。
本書は「ほったらかし投資術」が主題、副題に「インデックス運用実践ガイド」とあり、明確にインデックス投資にフォーカスした本であります。しかも、著者が山崎元さんと水瀬ケンイチさんという、投信ブロガーのあいだで人気のあるふたりですから話題性も十分。僕もできあがるのを楽しみにしていました。
さて、その中身ですが、とてもよくできていると思います(上から目線っぽくてすいません)。なによりこの本を読めばインデックス投資の楽しさ、心構え、それに必要な知識、そして具体的に何を選べばいいのか、といったことが全部網羅されているのです。
目次を紹介すると、水瀬さんが「序章 人はどのようにしてインデックス投資家になるか」、そして山崎さんが「理論編 なぜ普通の人にとってほぼベストの資産運用なのか」、ふたたび水瀬さんが「実践編 インデックス投資、こうやったら大丈夫」、そして「商品ガイド インデックスファンド、ETF商品完全ガイド」と続きます。
最後に、ファンドマネージャと山崎さん、水瀬さんの対談。山崎さん、水瀬さんの二人の対談というお楽しみ的読みものも用意されています。
ね、経験談と理論が両方とも読める上に商品ガイドまでついているのですから、この一冊で普通の人にとって知りたいことはだいたい分かると言ってもいいと思います。
個人的には最後のファンドマネージャさんの対談が、とても分かりやすく、かつ業界の実体みたいなものをのぞくことができて読んでいて楽しかったですね。たぶん、この本をひととおり読んでこの章にたどり着く読者も「そうか、業界の中身はこうなっているのか……」と、興味を持って読めるのではないかと想像すると、最後にこうした対談をもってきたのもうまく考えてあるなあと思います。
もしも友達に投資の本を一冊勧めるとしたら、この本は最有力候補ですね。
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