2012年03月 3日

金融庁に呼ばれて行ってきました

すでに水瀬さんがブログで書いていますが、先日、金融庁から「ちょっと顔貸せや?」と呼び出しがかかりまして行ってきました。

呼ばれたのは、金融庁の中でも金融税制について検討されている部門の方々から。これまでは税制などを検討する際に証券や銀行といった金融業界から意見を聞いていたそうなのですが、ちゃんと個人投資家からの話も聞かなければならないのではないか、ということで、あるツテからブロガーが呼ばれた、ということのようです。

依頼の連絡はメールで来て、当日まで「誰が来るんだろう?」「どんなこと言えばいいんだろう?」と、ややビビリ気味でしたが、部屋に入ってみれば水瀬さんとm@さんと僕の3人。机の向こう側には、ずらりと金融庁の人が7~8人。まあ人数が多いのはお役所だから仕方がないのでしょうね。

アジェンダは、「日本の個人投資家像」「日本版ISA」「金融商品に係る損益通算の拡大」でした。

先方の興味は主に、日本版ISAについて個人投資家がどう考えているか、だったように思いますが、全体にやはり個人投資家がどう考えているかを直接聞くのは新鮮だったようで、いろいろ話題が飛びながら、僕たち3人が考える投資家像や状況などについて話してきました。

日本版ISAというのは、試験的に投資について非課税枠を設けてみる、といったもので、これが投資の呼び水になることを証券業界(および国)が期待しているようなのですが、僕の意見は、「そもそも数年程度の期間が決まっているのであれば、すでに株のように数年の期間で売買している人はよろこぶかもしれない。けれども、多くの人が投資のきっかけとして考える、自分の老後や住宅や教育資金といった長期の心配事項について投資によってなんとかしたい、という人には大してうれしくないので、それほど呼び水として期待できないのではないか」といったことを話してきました。

まあ税制は政治家や金融業界などいろんな利害関係があって議論も長期にわたるので、ここで話したぐらいでなにかが変わるような期待はできないのでしょうけれど、まずは金融庁が個人投資家の話に興味を持つようになった、というだけでも大きな進歩でしょう。

以前、東京証券取引所に呼ばれたときに「ついにブロガーが国内証券取引の総本山たる東証に呼ばれたか!」と感慨深かったのですが、さらにその監督機関である省庁にまで呼ばれることになるとは、ねえ。いやはや。

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